『 LUKATHER 』 STEVE LUKATHER | かつぼうさんのブログ

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お騒がせレッズサポーター・かつぼうさんのブログです
レッズの事はもちろん、最近ハマっている音楽や我が家の飼い猫、
大好きな歴史の事等を「軽い暴言」を含めて(笑)書いていこうと
思っています。なにとぞ生暖かい目で見て下さい。

え~、先日購入したTOTOの最新作 『 TOTO ⅩⅣ~聖剣の絆 』 ですが、どうも聴き込めません。


仕事で忙しかったりサッカーのシーズンが始まってしまったりと理由は色々ありますが、自分自身の中で 「 TOTOの新作を聴きたい!爆弾 」 と言うモチベーションが中々上がらないのです。これは昨年購入したWITHIN TEMPTATIONの新作でも、同じ理由であまり聴けていません。申し訳ありませんが、レビューできる位に聴き込むまではかなり時間がかかる時計でしょう。まぁ思い出してみれば、2013年にも STORATOVARIUS の「NEMESIS」アルバムでも時間かかりましたし(笑)。


その代わりと言ってはナンですが、そのTOTOの中心人物の1人のソロアルバムをレビューしたいと思います。



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私・かつぼうさんも大好きなその中心人物とは、TOTOのギタリスト/スティーヴ・ルカサー ( 以下、ルーク { ルカサーの愛称 } と記載 ) で、アルバムは 「 LUKATHER 」(1989年作品、以下「本作」と記載) です。


TOTOが1988年に名作 「 SEVENTH ONE 」 ( 本ブログでも紹介 → http://ameblo.jp/m-katsubou/entry-11353852322.html ) を発表した後くらいから、ルークがソロアルバムを作ると言う噂がありました。ルーク大好きのかつぼうさんは、ずっとずーっと期待ラブラブしていました。個人的にあまり好きでない(ってゆーか、大っ嫌いな)某HM/HR専門誌を、定期的に購入してまで読んでいたのはこの時期のみ。ルークの作品の情報を得たかったからが理由です。


名義が 「 LUKATHER 」 というバンドになるとか、アルバム名が 「 PINNED 」 になるとか、まぁ色々あった様ですが、1989年にリリース。↑にも書いた通り、某HM/HR専門誌からの情報で、豪華ゲスト陣が参加すると聞いてはいましたが、アルバムを聴いてみると聞きしに勝る出来でした。え?捨て曲?ある訳ねーパンチ!だろうがよ!?全曲が名曲の、素晴らしいアルバムですよ。


ちなみに↑にも書いたアルバムタイトルの候補(だったんだよね?)の 「 PINNED 」 は 「 釘付け 」 と言う意味です。あまりに素晴らしい内容に本当に釘付けにされてしまったので、個人的には 「 PINNED 」 と言うタイトルの方が相応しかったなと思いました。


参加したゲスト陣ですが、マジで驚くほど豪華宝石紫です。ルークの交友関係の広さを感じられますよ。エドワード・ヴァン・ヘイレンリチャード・マークスステーヴ・スティーヴンス(ビリーアイドルバンドで長く活躍)、マイケル・ランドー(BURNING WATER←浜田麻里さんのアルバムの多くのレコーディングに参加)、ダニー・コーチマー(スゴ腕のセッションギタリスト、映画「SPINAL TAP」にも出演)、ランディ・ジャクソン(元JOURNEY←RAISED ON RADIOアルバムに参加)、TOTOの同僚/ディヴィッド・ペイチ..........。


そして、ジェフ・ポーカロも..........。


多くの豪華ゲストが参加しておりさすがのテクニックを披露していますが、そこは長くTOTOを率いているルークがプロデュースもしているだけあり、バラバラな印象は全くありません。収録曲にも、ハードな曲あり、AOR曲あり、ドラマチックな曲あり、綺麗なバラードあり。TOTOとはまた違った面白さがあり、長い曲があるのですが聴いていて飽きません。



僭越ですが、以下に全曲紹介/感想を書きます。



① TWIST THE KNIFE ・・・ 名作のオープニング曲は、エディ・ヴァン・ヘイレンが曲作りに参加。妖しげなギターイントロからルークのシャウトで始まる、アップテンポのハードロック曲です。轢きまくりのギターソロからのスリリングな展開には鳥肌が立ちました。


https://www.youtube.com/watch?v=kT55vXBO2vg


イントロが1分以上あるので、「最初からインスト?」と思った人もいるのでは?(笑) エディは曲作りだけでなくベースを弾いているのですが、ルークとエディはマイケルジャクソンの「BEAT IT」でも競演していますよね。仲が良いんですね。


② SWEAR YOUR LOVE ・・・ リチャード・マークスが曲作りに参加した、ドラマティックなロック曲。いかにも!リチャードって曲ですよ。リチャード君はバックヴォーカルでも参加、特徴のある声はすぐにわかります。


③ FALL INTO VELVET ・・・ 時間が9分以上と言う大作のこの曲には、スティーヴ・スティーヴンスが参加。本作以降のルークのソロ作品にも度々収録される、ブルージー系のロック曲です。コーラスの女性ヴォーカルも良い味出しているこの曲の聴きどころは、ルークとスティーヴがバトルをしているギターソロです。


④ DRIVE A CROOKED ROAD ・・・ ブルージーな曲の後は、お待たせしました疾走曲!ダニー・コーチマー参加でARO系になってゃいますが、ゴキゲンな曲です。弾きまくりのギターソロもとっても良い、曲名通りドライヴのお供にピッタリの曲です。


⑤ GOT MY WAY ・・・ ④と同じ様なロック曲ですが、こっちはLAメタルっぽい爽やかさがあります。それもその筈、(浜田麻里さんのアルバムの多くに参加している)マイケル・ランドーが曲作りとギターで参加し、ベースを弾いているのは元JOURNEYのランディ・ジャクソンです。隠れた名曲です。


https://www.youtube.com/watch?v=AAgrtYK0Acc


⑥ DARKEST NIGHT OF THE YEAR ・・・ 雰囲気一転、疾走するドラマティック曲です。曲作りにスティーヴ・スティーヴンが参加した様ですが、レコーディングには参加していないみたいです。③みたいなブルージーな曲でのバトルも良いですが、ロック曲でのバトルも聴きたかったですね。


⑦ LONELY BEAT OF MY HEART ・・・ ルークらしい綺麗なバラード曲。TOTOでやっても違和感がありません。曲作りに、有名プロデューサーのダイアン・ウォーレンが参加。コーラスでリチャード・マークス君が、キーボードでディヴィッド・ペイチが、それぞれ参加しています。


⑧ WITH A SECOND CHANCE ・・・ 透明感のあるキーボードが良い仕事をしている、ミドルテンポのロック曲。


⑨ TURNS TO STONE ・・・ 透明感のあるキーボードのイントロで始まる、TOTOでやる様な綺麗なバラードは、いかにもルークらしい美しい曲です。曲が段々盛り上がって行き、ギターソロ近辺で最高潮になる感動的な展開もとっても良い。エモーショナルなルークのヴォーカルや、切ない歌詞も聴きどころです。名曲の多い本作の中にあって、この曲がハイライトかな?と思うクオリティですが.....。


https://www.youtube.com/watch?v=6Zj24EPIMlw


この曲、ちゃんと生ドラムでやらんとね。そこだけが、本当にそこだけが残念です。


⑩ IT LOOKS LIKE RAIN ・・・ またまた雰囲気一転、ドラマティック&メロディアスなロック曲です。珍しくヒネリがないイントロ(笑)で始まります。曲メロがよく、サビ辺りなんてとっても良いです。ギターでマイケル・ランドーが、ベースでランディ・ジャクソンが参加。ルーク入魂のヴォーカルも良く、ファルセット(裏声)が聴けます。


⑪ STEPPIN' ON TOP OF THE WORLD ・・・ 名作のラストは、壮大なイントロから始まるロック曲。この曲でドラムを叩いているのは、TOTOの同僚/ジェフ・ポーカロ。



あまり(ってか全然)見た事がないのですが、もし本作がBOOK OFFとかで安く売ってたら、ぜぇったいに「買い」ですよ!いいですね?



ところで今、テレビにパパイヤ鈴木が出ていますが、今のルークに似ているというのは 「 言ってはいけない事ドンッ 」 なのですかね(笑)?