え~。ずっと以前に下書きとして書いておいて、すっかり忘れていた記事がありました(笑)。ちょっと誤字/脱字等が多かったので、書き直して本日の記事としてアップしましょう。
音楽の記事で、紹介するバンドは 「 IMPELLITTERI 」(以下、同バンドと記載) で、紹介するアルバムは 『 CRUNCH 』(2000年作品/以下、本作と記載)です。
同バンドのアルバム紹介は、何と4枚目です。あと2枚ほどアルバムを所有しています。ファンの方は、お楽しみに!
ってか、当ブログにいらしている方々にファンがいるのか?は、わかりませんが(涙)
ちなみに↓が過去の同バンドの記事のリンクです。宜しかったらどうぞ!
「SAND IN LINE」アルバムの紹介 http://ameblo.jp/m-katsubou/entry-11494374130.html
「SCREAMING SYNPHONY」アルバムの紹介 http://ameblo.jp/m-katsubou/entry-11481735454.html
「ANSWER TO THE MASTER」アルバムの紹介 http://ameblo.jp/m-katsubou/entry-11328606526.html
同バンドは、「 世界最速 」と言うフレーズで1988年に 「 STAND IN LINE 」 アルバムでデビュー。以降四半世紀に渡って、音楽性を変える事なく(一回だけブレましたが、すぐに元に戻りました)でファンに良質なアルバムを提供し続けてくれています。個人的には大・大・大好きなバンドなのですが.....。
知名度は、本っ当~にありませんよねぇ.....。
数少ないレッズの音楽仲間でも、知っている人は少ないです。「インギーの物まね」としてでも、知っているならば良い方です(涙)。ほとんどの方が同バンドを知らないです。
同バンドと同時期にデビューしたLAメタルの某バンド(私がいつも大嫌いと言っている毒々しいバンドです)と比べると、演奏の力量は天と地の差です。素人に毛が生えた程度の毒々しいバンドの演奏の力量では、同バンドの足元どころか足の裏にさえ遠く及ばないです。ですが、アルバムの売り上げ/人気となると.....。はっきり言って真逆でしょうね(笑)。
同バンドは、最高傑作と言われている「SCREAMING SYNPHONY」アルバム(1996年)の次に「EYES OF THE HURRICANE」アルバム(1998年)を発表します。「EYES~」アルバムは良い作品ではあるのですが.....。何だか中途半端で.....。一本調子だった「SCREAMING~」アルバムよりは曲の種類が多く、聴きやすくはあるのですが.....。そのうち紹介しますが、かなり苦しいフォローを強いられそうです(笑)。
クリスも「このままではあかん!」と思ったのでしょうか?本作はビックリするほどヘヴィーな作品になりました。タイトルの 「 CRUNCH 」 とは、よくお菓子とかにあるアレです。「ザクザク感」とでも言うべきでしょうか?本当にギターが「ザックザク」なヘヴィーなアルバムです。
同バンドのヴォーカリストは、ロブ・ロックという人物です。元々上手い人でしたが、アルバム毎にこなれてきている感じがしました。言わば、バンドと共に成長している気がしていました。ですが、本作発表後にいったんバンドを離れます(現在はバンドに復帰)。同バンドの大ファンだったかつぼうさんにとっては、それは非常にショッキングでした。本作は2000年の1月に発表されていますが、その少し前1999/11/27に愛するチームがJ2に降格してしまった時ほどショックでした。
そして、ロブの後任は皆さんもご存知のグラハム・ボネット。このメンバーチェンジを歓迎している人も多く、それもショックでしたわ。
それでは、全曲紹介/感想に行きましょう。
① BEWARE OF THE DEVIL ・・・ 文字通り「ザクザク」のギターイントロで始まる、アップテンポのロック曲。ギターソロは歴代最高なのでは?という声も多い(と思う)。エンディングの悪魔の笑い声も面白いです。
http://www.youtube.com/watch?v=wW8ie-VhB8g
曲のタイトル「BEWARE~」は、「悪魔に気を付けろ」という意味ですが...。ギタリストとしての力量が、クリスの足元どころか足の裏にさえ遥かに及ばない悪魔さんにも気を付けなければなりませんね。その悪魔さんは名前に「CC」と付きますがね(笑)。自分の力量の方がそうなのに、人の事を「糞」呼ばわりします。
② TURN OF THE CENTURY ・・・ イントロから①と同じような曲かな?と思いましたが、若干メロディアスです。歌メロも良く、特にBメロあたりがゾクゾクする程メロディアスです。超名曲に挟まれてしまった形ですが、決して埋没していない同バンドの隠れた名曲です。
③ SPEED DEMON ・・・ この曲の聴きどころは、何と言ってもギターリフ!よくこんなカッコ良いリフを、次々と思いつくものです。曲の終盤のサビのバックに流れるサイレンが効果的です。曲としては「SCREAMING~」のRAT RACEに似ていますが、洗練されているイメージがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=sP6DV3G8Oms
④ WAKE ME UP ・・・ コミカルなイントロ、ハードな歌メロ、ファルセット(裏声)を多用したコーラス。個人的に、良くも悪くも一番印象に残っている曲です。同バンドはこの曲で、新たな世界観というか方向性を模索していたのでしょうか?
⑤ SPANISH FIRE ・・・ 同バンド最高という呼び声も高い、あまりにカッコいいインスト曲です。ゆったりとしたイントロで始まって、このまま行くのかな?と思ったら、いきなり超高速ギターが乱入。ゆったりとしたパートがあるので、速いパートの威力が増しています。「動」と「静」の使い方は、もう職人芸の域ですわ(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=TWJkuu9NdUc
クリス・インペリテリを「糞」と言った毒々しいバンドのCC悪魔さん、あなたには一生弾けない曲ですよね(嘲笑)?
⑥ SLAY THE DRAGON ・・・ 雰囲気は一転、スロー&ヘヴィーな曲です。速い曲である⑤の次なので、曲の威力が増しています。そういった意味では、曲順も良かったですね。
⑦ WASTED EARTH ・・・ ヘヴィー&グルーヴィーな、同バンドの隠れた名曲。リズム隊(ベース&ドラム)が良い仕事をしています。
⑧ FOREVER YOURS ・・・ バラード曲。速弾き無しのこの曲の最大の聴きどころは、間違いなくロブのヴォーカルです。とてもエモーショナルです。
http://www.youtube.com/watch?v=1Iu89Q-Hw3g
⑨ TEXAS NUCLEAR BOOGIE ・・・ 同バンドにしては珍しいブルージーなインスト曲。⑤とはタイプが違って、こういった曲も中々です。スティーヴ・ヴァイっぽいと思ったのは私だけでしょうか?
⑩ FEAR NO EVIL ・・・ 本作のラストを飾るのは、短めですがドラマチック&ヘヴィーなロック曲です。
あらためて聴いてみると、今のIMPELLITTERIの音に似てるっちゃ似ている気がします。分岐点と言える作品なのかもしれません。