『 OCTOPUS 』 COZY POWELL | かつぼうさんのブログ

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お騒がせレッズサポーター・かつぼうさんのブログです
レッズの事はもちろん、最近ハマっている音楽や我が家の飼い猫、
大好きな歴史の事等を「軽い暴言」を含めて(笑)書いていこうと
思っています。なにとぞ生暖かい目で見て下さい。

今日は4月5日。名ドラマー/コージー・パウエル(個人名なので、以下「コージー」と記載)の命日です。自動車事故で亡くなったのが、1998年の事です。もう15年も前になってしまったのですね、早いものです。


かつぼうのブログ-cozy01

色々なバンドを渡り歩いたコージーですが(「スティックを持った渡り鳥鳥」みたいな言われ方をされていましたね)、80年代に3枚のソロアルバムをリリースしています。どれも素晴らしい出来で、特徴の一つなのかアルバムに大仰な曲クラッシック音楽を大胆に取り入れた曲とか映画のサントラ曲、交響楽団との共演)がありそれがまた良いのです。コージーの事ですがら、曲に埋没したり楽団の楽器に負けなんかしません。ここぞとばかりに(笑)、ドカスカ爆弾叩きまくっています。


コージーのソロ作品3部作で一番人気があるは、恐らく「 OVER THE TOP 」アルバムでしょう。私も持っているのですが.....。恥ずかしながら、CDではなくMD(友人にダビングして貰いました)でしか持っていません。今回は、3部作の最終章である 『 OCTOPUS 』(1983年作品、以下本作と記載) を紹介します。


前作「 TILT 」で、ヴォーカルが入った曲をいくつか収録しました。個人的に悪くないとは思いましたが、まぁ不評叫びだったのでしょうね。本作では、全曲インストに戻りました。


コージーのソロ作品は毎回そうですが、本作もゲスト陣が豪華です。ゲイリー・ムーアメル・ギャレーコリン・ホジキンソン(共に元白蛇さん)、ジョン・ロードロンドン交響楽団(!)等です。



以下、全曲紹介です。



① UP ON THE DOWNS ・・・ アルバムのオープニングは、優しいギターで始まるスローめのロック曲です。「AOR」みたいなソフトな曲ですが、ドラムやメル・ギャレーの哀愁漂うギターもさすがです。


② 633 SQUADRON ・・・ ロンドン交響楽団との共演曲。サイレンと爆撃機のSEから始まる曲は勇ましく壮大ですが、それもその筈。「633爆撃機隊」という映画のテーマ曲だそうです。マジでカッコいいですよ。是非、↓のリンクで曲を聴いてみて下さい。


http://www.youtube.com/watch?v=2x5Q1SIbjkk


③ OCTOPUS ・・・ 軽快なドラムイントロで始まるミドルテンポの曲が、アルバムのタイトル曲になりました。ベースと、それにシンクロするキーボード(ってゆーかオルガン)が妖しいメロディを奏でます。書いた様に鍵盤はキーボードと言うよりオルガンっぽいので、ジョン・ロードが弾いているのかな?ちなみに「OCTOPUS」とは「タコ」の事です。


④ THE BIG COUNTRY ・・・ これも映画音楽で、西部劇のテーマだそうです。決して交響楽団の音に埋没しないコージーのドラムが力強いです。これもカッコ良いです。


⑤ FORMULA ONE ・・・ メルのハードなギターで始まる、力強いロック曲です。曲中のメルのツインリードが心地よいです。参加ミュージシャンのテクニックもですが、曲自体も良いです。文字通り、F-1のダイジェストとかで使って欲しいなぁ。


⑥ PRINCETOWN ・・・ これも「AOR」みたいな曲です。悪い曲ではないんですがね.....。良くもないんだよなぁ(笑)。


⑦ DARTMOORE ・・・ 「ゲイリーが本作に参加している」と言う予備知識が無くても、誰がギターを弾いているのか一発でわかります(笑)。ゲイリーが参加している以上、悪い訳はありません。泣きのギターと漂う哀愁を楽しめます。


http://www.youtube.com/watch?v=pGY8ELt3I1E


⑧ THE RATTLER ・・・ 共同作曲者に、白蛇さんのデイヴィッド・カヴァーデイルさんの名前があります。何でもMSGに参加予定で、それを前提に作られた曲だそうです。インスト曲になって復活しました。曲自体は普通です(笑)。



このアルバムは大学時代に後追いで聴いています。教えてくれたH島君、ありがとうね。元気かなぁ?