え~。今まで紹介したアーティストやアルバムを鑑みると、あまり説得力は無いのですが...。私・かつぼうは 80年代のHM/HRしか聴かないという訳ではないです(笑)。90年代中盤~後半では、一部を除いて音楽を聴くこと自体から離れてしまいます。ですが、それ以外では、ジャンルはかなり狭まり数も減りますが、ちゃんとアルバムを購入して聴いています。最近紹介するアルバムは、80年代作品のものが圧倒的に多いので(違うのはNIGHTWISHとWITHINTEMPTATIONくらいかな?)、ここらで一発最近のアルバムを紹介
します。
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
今回紹介するのは、 「 UNSUN 」 (以下、同バンドと記載)で、アルバム名は 『 THE END OF LIFE 』 (以下本作と記載、2008年作品)です。
タマは少ないものの、良いバンドが多いポーランド出身
のバンドです。ヴォーカルが歌唱力の高い女性で、バックはしっかりした演奏をする兄ちゃん達。メロディも秀逸ですので、今まで何度か紹介したゴシックメタルか?と思われるかもしれませんが、どちらかと言うと(言わなくても?)パワメロです。
![ポーランド](https://emoji.ameba.jp/img/user/ma/madoromin/350101.gif)
ヴォーカルは前に紹介したLEAVES' EYESやWITHIN TEMPTATIONに比べるとかなり元気ですが、特筆すべきは、「バックで演奏している兄ちゃん達」です。何でも、デスメタルのバンド出身
なのだそうです。彼らを知っているマニアの間では、「一体どんな音になるんだろう?」と話題だったみたいです。ですが、ご安心下さい、「デスメタルみたいな音」は全く出していません。
![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
ジャンルが違うので比べるのはどうか?とは思いますが、以前に紹介したLEAVES' EYESやWITHIN TEMPTATIONほど音楽性は優れてはいません。当たり前ですが、「シンフォニックさ」も抑えられています。ですが私が同バンドを好きなのは、疾走系で元気な曲が多いからです。↑の2バンドは音楽性は優れていますが、(ゴシックらしく)大人しめの曲が多いので...。手っ取り早く元気になりたい時は、同バンドをチョイスします。
このバンドのキモは、間違いなくヴォーカルのAYA嬢(日本人ではありません)の声
です。↑の2バンドのヴォーカルほどの歌唱力はありませんが、明らかに「ロック向き」です。彼女の声が好きか嫌いか?で、このバンドの好き/嫌いが決まってしまうでしょう。
![ラブラブ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
以下、全曲紹介です。
① WHISPER ・・・ アルバムのオープニングを飾るのは、ミドルテンポの元気なロック曲です。ギターもかなりバリバリ(死語)で心地よいです。AYA嬢が時々狸っぽくなる(笑)プロモーションヴィデオ、あります。音に独特の世界観があり、綺麗なAYA嬢を是非ご覧になって下さい。
② LOST INNOCENSE ・・・ キラキラしたキーボードのイントロで始まる、どことなく悲しげなミドルテンポの曲。歌メロが秀逸。語りかける様に歌うAYA嬢が、サビではシャウト気味に歌うところが好きです。ギターソロも良い。
③ BLINDEDE BY HATRED ・・・ 美しいピアノのイントロから始まるのでバラード曲と思いきや、疾走感のあるロック曲。2分ちょっとの、ちょっとした展開~ギターソロの流れが、個人的に好きな所です。
④ FACE THE TRUTH ・・・ これも美しいピアノのイントロで始まり、今回はちゃんと(笑)バラード曲です。寂しげに歌うAYA嬢のヴォーカルが優しく染み入ります。
⑤ OTHER SIDE ・・・ ハードなギターイントロで始まり、2バスドコドコ。疾走系のロック曲と思いきや、イントロが終わったら普通の(失礼?)ロック曲に。曲を通して2バスでも良かったかな?と思いますが、サビに再び2バスに戻りそれがいいので緩急がある曲という事で勘弁してやりましょう(何故か上から目線)。元気なAYA嬢のヴォーカルですが、時々とっても寂しげになり、そこら辺りの表現力は素晴らしいです。ギターソロも秀逸。
⑥ DESTINY ・・・ メロウなイントロから始まる、スロー目のロック曲。ドラムがライドを叩くだけ~ハードなギターソロと緩急がついてお
り、展開が秀逸。ここから、⑨辺りがアルバムのハイライトと言えるでしょう。アルバム後半はメロディアスの洪水です。
⑦ MEMORIES ・・・ キーボード&ピアノとアコースティックギターのイントロが美しいバラード曲。AYA嬢のヴォーカルやギターソロもエモーショナルで良いです。個人的には、④よりこっちの方が好きかもしれません。
⑧ BRING ME TO HEAVEN ・・・ AYA嬢のシャウト気味のヴォーカルが心地よい、スロー目のロック曲。展開がよく、中々ドラマチックです。
⑨ ON THE EDGE ・・・ 少しデスメタルっぽいイントロから始まる、本作の中でもトップクラスに激しい曲(速くはありません)です。サビでヴォーカルのバックに流れるキーボードが、とても良い仕事をしています。2分過ぎあたりの展開には、鳥肌が立ちました。この曲が本作のハイライトかもしれません。
⑩ CLOSER TO DEATH ・・・ AYA嬢の語りかける様なヴォーカルが良い、ミドルテンポのロック曲。
⑪ INDIFFERENCE ・・・ アルバムのラストを飾るのは、コンピュータ音楽みたいなイントロで始まるロック曲。
アルバムの終盤に多少タルみがありますが、その他はかなり作りこまれています。同バンドは2010年に2ndアルバム 「 CLINIC FOR DOLLS 」 をリリースしているのですが、実はそれを手に入れたのはつい最近です。現在聴き込んでいる段階
で、レビューはもう少しお待ち願います。
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)