楽しかったオフ会ですが、参加者のお一人のMALさんのお話 (http://ameblo.jp/mal19990127/entry-11467538270.html ) は感動的でした。
それは、スーパーバンド 「 JOURNEY 」 (以下、同バンドと記載)の現ヴォーカリスト/アーネル・ピネダの話しでした。私なんかが陳腐な表現で書くより、MALさんも貼ったyoutubeの動画をご覧下さい。あ、ハンカチをあらかじめ用意してね?
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=AAtlWL2qFSo
私は大学時代、音楽をやっていた事もあり長髪でした。(今でもですが)普段のファッションも、ロック兄ちゃんのそれでした。主義主張があってそういう恰好をしていたのですが、私がそんな恰好をしているという理由で、随分色眼鏡で見られました。
私の性格「自分にも人にも厳しいですが、基本的にはフレンドリーで営業向き」を大して知らんくせに、外見だけで私を判断している人を 「 偏見を持ったバカな奴 」 と思っていました。
で、私は先日のオフ会まで、アーネルがヴォーカルを務める同バンドを「ヴォーカルがスティーヴ(ペリー)でない」という理由で興味を持っていませんでした。えぇ、私自身が「偏見を持ったバカな奴」だったのです。
これを恥じると共に、今後はそういった偏見をなるべく無くしていこうと思いました。
今日は、同バンドの7枚目のアルバム 『 ESCAPE 』 (以下本作と記載)を紹介したいと思いますが...。すいません、ヴォーカルはスティーヴ・ペリーです(笑)。でも、良いものは良い
ので。アーネルの歌っているアルバムは、これから購入/聴き込みをしますね。
同バンド最高傑作の呼び声が高い本作は、3つのヒットした曲が収録されていますが.....。実はそれ以外にこそ「味」があるアルバムなのです。
以下、全曲紹介です。
① DON'T STOP BELIEVING ・・・ もう説明不要でしょう。音楽を聴かない人でさえ聞いた事がある、同バンドを代表する曲だとも言えます。
② STONE IN LOVE ・・・ ハードなギターのイントロにスティーヴの甘い声が乱入。歌メロの綺麗さはさすがで、ブンブン唸っているベースが意外に(失礼?)良い仕事をしています。曲の終盤のギターソロも中々です。
③ WHO'S CRYING NOW ・・・ これも同バンドのヒット曲。同バンドらしい綺麗でメロウなバラード曲です。哀愁を漂いまくらせるヴォーカルも良いですが、この曲の一番の聴き処は終盤のギターソロです。
④ KEEP ON RUNNING ・・・ 爽やか系アップテンポのロック曲。序盤の変拍子も中々です。この曲にドライヴ感を与えているのは、間違いなくブンブン唸っているベースです。え?産業ロックの典型だって?だから何?
⑤ STILL THEY RIDE ・・・ ③や⑩のヒットしたバラード曲に決してヒケを取らない、同バンドらしい極上のバラード曲です。③や⑩に比べるとブルージーで、それも良いです。
http://www.youtube.com/watch?v=FWMU2JSOhmg
⑥ ESCAPE ・・・ 後半一発目は、アルバムのタイトル曲。ハードなギターで始まるミドルテンポのロック曲。序盤のホンキートンクなピアノが良いアクセントになっています。全ての楽器がユニゾンする所は地味に大迫力(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=MSE8cA5zBvI
⑦ LAY IT DOWN ・・・ 本作の中で一番地味ですが、サビ前のスティーヴのハイトーンヴォイスは最高。
⑧ DEAD OR ALIVE ・・・ 軽快なロック曲。いきなりホンキートンクなピアノが入る所が異彩を放っていますが、良い曲です。本作はバラードが多いので、こんなロック曲はなくてはならないものです。
⑨ MOTHER FATHER ・・・ 本作の隠れた名曲にして、本作のハイライトと断言しましょう。マジで、もう少しスポットライトを浴びて欲しい曲です。スローなロック曲で非常にメロディアス&ドラマチックですが、スティーヴ入魂のヴォーカルが最高です。
http://www.youtube.com/watch?v=nBK9uIBpQKI
⑩ OPEN ARMS ・・・ 猿のドラマに使用されたので、知っている人も多い曲。歌メロや歌詞は最高に良いですが、3分ジャストってのが短すぎます。
私とは逆にアーネルしか聴いた事が無い同バンドのファンには、絶対におさえて欲しいアルバムです。