外出先から自宅に向かっていた時、さいたま市某所で事故を起こしそうになりました。バ○野郎が一時停止無しで脇道から飛び出してきやがったのです。繁華街だった事もあり、あまり速度を出していなかったのが幸いしました。まったくあの○カ野郎が、俺様に感謝しやがれ!
まさに『暗闇にドッキリ』だよ。あ、OZZYの事でも書こうかな?と思いましたが、『暗闇に~』は曲名なので、同名のアルバム(アーティストは違いますがね)の紹介をします。
と言う訳で(前置き長い?)、紹介するアルバム名は 『 SHOT IN THE DARK 』 (1986年作品、以下本作とのみ記載)。アーティストは 「 GREAT WHITE 」 (以下、同バンドと記載します)です。本作は同バンドの2枚目のアルバムです。
以前、彼らの3枚目のアルバムである 「 ONCE BITTEN 」 を紹介しています ( 良かったら、⇒のリンクからどうぞ http://ameblo.jp/m-katsubou/entry-11371395398.html )。
同バンドの最高傑作と思われる4枚目「 TWICE SHY 」アルバム前後から、世の中が猫も杓子も馬鹿の一つ覚えみたいに「原点回帰」と言い出しました。そして、多くのバンドが愚にもつかないナンチャッテ・ブルースの作品を出していましたっけ。
個人的にそれらのムーヴメントからは距離を置いており、原点回帰の筆頭格みたいな存在だった同バンドのアルバムは、むしろ遡って聴いていきました。
同バンドはLAメタルのバンドですが、本作は言ってみればLAメタルからブルージー&アダルトなロックへの過渡期の作品と言えるでしょう。
以下、全曲紹介です。
① SHE SHAKES ME ・・・ アルバムオープニングは、軽快ですがカッコ良いギターイントロから始まるミドルテンポのロックンロール曲。演奏/軽そうな歌詞はLAメタルみたいですが、ジャック・ラッセルが歌うとねちっこくなります(笑)。
② WHAT DO YOU DO ・・・ これもギターのイントロで始まる、少しスロー目なロックンロール曲。①よりは少し「凝って」はいますが、まぁ似たような「LAメタルみたいな演奏/歌詞にねちっこいヴォーカルが乗っている曲」です。
③ FACE THE DAY ・・・ 急に雰囲気が一転、真面目な(笑)曲です。本作唯一のシングル曲で、良い曲だとは思いますが.....。シングルにするなら、他に曲がある様な気がします。
④ GIMME SOME LOVIN' ・・・ ライヴアルバム マイベスト10でも紹介した、ブルースブラザーズのカヴァー曲。HRヴァージョンがとても心地よく、オリジナルの良さも損なわれていません。
⑤ SHOT IN THE DARK ・・・ アルバムのタイトル曲&後半一発目は、落雷のSEと美しいキーボードからハードなギターが乱入するイントロで始まる、哀愁漂うミドルテンポのロック曲。③みたな感じで、こっちの方が良い曲だと思います。2回目のサビからギターソロに向かう辺りの展開が良いです。そのギターソロですが、もっとバリバリ(死語)弾いて欲しかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=epkiEYG8TRY
⑥ IS ANYBODY THERE ・・・ この辺あたりから、アルバムのハイライトですかね。北欧メタルみたいなスケール感のあるイントロから始まる、スローですがヘヴィーな曲です。切ない歌詞をジャックが歌うと素晴らしい曲になります。
http://www.youtube.com/watch?v=FjQ3hrYdvv8
⑦ RUNAWAY ・・・ イントロやサビが当時の日本の歌謡曲っぽいですが、個人的には歌メロや曲に漂う哀愁が好きです。綺麗なキーボードも良いですが、ブンブンうなっているベースが好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=DVjUrftY348
⑧ WAITING FOR LOVE ・・・ アルバムのラストは、これまた綺麗なキーボードのイントロと悲しげなアルペジオのギターから始まる、スローですがハードなロック曲です。スケール感のある音やギターソロまでの繋ぎで、キーボードがとても良い仕事をしています。
⑨ RED HOUSE ・・・ 珍しく、普段は嫌いなヴォーナストラックを紹介。ヴォーカルは、ギタリストのマーク・ケンドール。ジミ・ヘンドリックスのカヴァー曲です。ボーナスならこう言った、いかにも「アルバムの内容とは別物ですよ」という感じの方が良いと思います。
おまけの⑨は別として、LAメタルみたいな曲やカヴァー曲がある前半より、ドラマチックな曲が多い後半の方が個人的には好きです。聴き処も後半の方が多いと思います。