今日の絵ハガキ。
「ねこはすごい」という本の表紙を模写。
千葉日報、
日報歌壇、
雨弱く降るリビングに紅茶飲む妻と二人でショパン聞きつつ
匝瑳市 椎名昭雄
私が短歌を勉強したとしても、絶対作れない歌だ。
リビングがまずない。
妻もワタシも紅茶などなど飲まない。
しかし、焼酎のお湯割りなら飲むかもしれない。
お茶を呑んだとしても、私はショパンなど聞かない。
ビートルズも聞かない、
天才的音痴の私は音楽を聞くのは苦痛だし、クラシックなど拷問にあってる気がするだろう。
しかし、なぜだか春日八郎、三橋美智也は聞ける、
聖子ちゃんも聴ける。
浪曲も好きだ。
女房は歌謡曲派で、アン・ルイスの歌をよく歌っていた。
ガールフレンドのバンビちゃんなら、日曜の朝、旦那さんと二人でコーヒーを゙飲みながらモーツァルトを聞く光景が思い浮かぶ。
その前に、バンビちゃんは広いお庭のお手入れ、旦那さんは、庭に置く机の日曜大工。
一仕事をしてからのリビングでの休憩だ。
やはり、人間の質が違うな。
仕事の件で、あるご夫婦を訪ねた。
帰りに、寿司屋でご馳走になった。
そのご夫婦と寿司屋夫婦は顔見知りで、私を交えて、映画の話になった。
その頃、アメリカ映画で、「幸福の条件」という映画が評判だった。
センセーショナルなドラマで、大金持ちのジョンが若い夫婦に「100万ドルで妻を一晩貸してくれ」と依頼する。
デヴィッドとダイアナの夫婦は新居を建てるために土地を購入し、ラスベガスのカジノで全財産を失ってしまい、金に困っていた。二人はどうするか。
この映画を見ていた二組の夫婦は、私100万ドルもらっても嫌だわ、あなたはどう?
などと真剣に議論するのだ。
新婚早々の夫婦ならわかる。
みんな50代である。
私ら夫婦なら一言。
お前に金払って一晩貸してくれと言うもの好きがいるわけないだろう。
俺なら10ドルでも承知するし、お前もそうだろう、となる。
この4人は、私とは人間の質が違うなと感じて、自分を恥じた。