ライオンの掟 | かもさんの山歩き

かもさんの山歩き

毎週末、山を歩いてスケッチしてます。
漫画も描きます。

今日のスケッチ。

 

熊本の路面電車。

 

 

アフリカのサバンナに生息するライオンは、単独行動を好むネコ科としては珍しく、群れをなして暮らしている。

 

大型肉食獣で群れをなすのはライオンだけらしい。

 

 

動物番組を見ると、狩をするのはメスだけで,オスはいつも寝てばかりいるのに、メスが仕留めた獲物は真っ先に食べていた。

 

 

子供やメスは、オスが食べ終わるのを見ている。

 

 

 

 

群れはオス1頭に対し、複数のメスと子どもたちからなる女系家族。

 

オスの仕事は子供をつくることだけで、イクメンもしない。

 

 

しかし、子供のオスライオンは、思春期を迎える3歳を目安に群れから追い出される。

 

 

 

追い出されたオスライオンは兄弟同士で数頭のグループを作り、

 

ほかのライオンの群れを乗っ取るための戦いをする。

 

 

この独特のルールによって群れのリーダーは狙われる運命にあり、

 

いざというときに備えておかなければいけないのである。

 

 

狩りはしなくても、群れに異常がないか常に臨戦態勢で見回っている。

 

 

リーダーがほかのオスに負けると、群れを乗っ取られるだけでなく、

もうひとつ悲惨な運命が待っている。

 

戦いに勝った新リーダーは、前のリーダーの血を引く子どもを

 

皆殺しにしてしまうこともある。

 

メスは自分のかわいい子供が、殺されるのを見ているだけだ。

 

新しいリーダーに従わないメスは、リーダーに殺される。

 

 

 

ライオンの社会ではリーダーだけでなく、子どもたちも常に狙われる立場ということだ。

 

殺されるよりは、千尋の谷に落とされた方がいい。

 

掟は想像以上に厳しい…。

 

 

戦いに負けたオスは、また別の群れを乗っ取るか、乗っ取れない場合は単体で生きていくかになる。

 

しかし、今まで狩をしたことがないオスが、一匹だけで狩をするのは難しい。

 

狩られる方も、おとなしく狩られてはいない。

 

草食動物だって必死の反撃をするから、ライオンも怪我をする場合がある。

 

歳をとって、怪我をしたライオンは、ハイエナに狙われることになる。

 

 

オスはいつも寝てばかりいるが、それもいざというときのために、

 

体力を温存しているわけだし、真っ先に 栄養のあるところから食べるのも、

 

体力維持のためだと思えば、男はつらいよとなる。