今日のスケッチ。
なんだか色が滲んで夢の中の光景のような、ぼけた絵になった。
よく見る夢。
汚いトイレ。
駅や公園のトイレに駆け込むが、すごく汚いトイレでドアもない。
一昔前の中国のようなトイレで、用をたすユメだ。
汚いから夢日記に書いていない。
見たことのない夢。
空を飛ぶ夢。
他人の夢の日記やエッセイを読むと、鳥のように空を飛んだり、墜落したりする夢を見るようだが、私は不思議と空を飛ぶ夢を見ない。
1度も見ていないと断言できる。
飛行機に乗って空を飛ぶ夢は見るが、直接自分で飛ぶ夢は観たことがない。
鳥のように、風を感じながら自由に空を飛べたら楽しいだろうと思う。
その代わり、空から落ちる夢も見ない。
階段を下りていて、先になるほど急になり、階段から落ちそうになる夢はよく見るが、落ちそうになると恐怖で目がさめる。あるいは夢が終るのかもしれない。
まとまりのない夢。
夢は辻褄は合わないが、それでもストーリー性がある。
だから夢日記に書ける。
ところが、断片的夢の連続で、例えば娘が出てきたのに、次には駅の場面、次には昔の話同僚の笑い顔、私が何かをスケッチしているところと短い夢を次々に見ている。
これなど夢日記にも書きようがない。
浅い夢を見ているのかと思ったが、最近この夢の疑問が解けた。
今まで夢はレム睡眠の時に見るといわれていたが、最近、脳や体が休んでいるノンレム睡眠の時も夢を見ているのがわかった。
ノンレム睡眠の時の夢は、脳の活動が抑えられているので、短くて映像というより、印象、何か考え事をしていたというような夢であるらしい。
私のまとまりのない夢は、ノンレム睡眠中の夢のようだ。
睡眠のことを解説してある本を読むと、人は寝入りばなにも夢を見るらしい。
これも私はわかる。
人が夢を見るレム睡眠までは、眠りに入ってから、一定の時間がかかる。
ところが私は、長距離バスや、長旅の電車の中でも夢を、それも色鮮やかな夢を見て、車の揺れなどですぐに目がさめる。
それで短い間に眠った事がわかるのだが、眠ってすぐに夢をみるものだろうか。
夢うつつという状態だから、想像あるいは空想で映像を見ているのかと思ったが、寝入りばなにも夢を見るのであれば納得がいく。
いずれしろ、夢ばかり見ている爺さんである。
現実が厳しいから、夢の世界に逃避しているだけかもしれない。
ランちゃん、今晩夢で会おうね。