若者と戦争 | かもさんの山歩き

かもさんの山歩き

毎週末、山を歩いてスケッチしてます。
漫画も描きます。

今日の絵ハガキ。

 

聖子ちゃん。

 

 

人間、特に女性を描く時は、一本の線できれいに輪郭を描かなくてはならない。

 

わかっているが私のひく線には迷いがあり、何本も線をひいてしまう。

 

風景画の時は鉛筆の線が残っていた方がいい時もある・

 

この頃の聖子ちゃん、二十歳前だろうか。

 

新聞を読んでいたら、皇族の悠仁親王(ひさひとしんのう)さんが今秋には成人になると出ていた。

あれっ?

 

もうそうなるか。

 

そこで私は長年の習慣で、成人、20歳と勘違いしていたことに気づいた。

 

 

今は18歳か。

 

しかし。成年年齢が18歳になっても、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず20歳だ。

 

 

中途半端な気がする。

 

 

 

ベトナム戦争の時、米軍は18歳以上が徴兵された。

 

旧日本軍では二十歳で徴兵検査だったから、米軍の18歳の戦死者の記事は印象に残っている。

 

 

戦争末期になると、法の改正により、それまで20歳だったものが、1943年に19歳へ、1944年に17歳へ切り下げられていった.

 

 

 

沖縄戦では、法律では兵役を終えた41歳以上の人たちや17歳に満たない若者、さらに身体障害者なども問答無用で防衛隊という軍隊に組み込み戦争に参加させている。

 

自分の18歳の時を思い返すと、1人暮らしを始めた歳で体力,

精神的には十分兵役に耐えられたと思う。

 

しかしまだ一人前ではなかった。

 

成人になったかどうかは、年齢的なものと、社会で生活するには、特に職人の世界では、一人前かどうかが問われる。

 

 

先の大戦では特攻攻撃が行われたが、特攻出撃はたいていは操縦を覚えたての若者だった。

 

ベテランの操縦士は基地防空に活躍し、性能のいい飛行機はベテランに割り当てられ、練習機のような飛行機が特攻に使われた。

熟練の戦闘機乗りだった人から、私は直接聞いている。

 

ベトナムでも、米軍の戦死者は18歳の新兵が多かったと聞いている。

 

戦争では、まず20歳前後の若者が最初に犠牲になる。