今日の絵ハガキ。
白いカタクリ。
ミモザアカシア。
こんな夢を見た。
トイレから出た。
出たと思ったら、そこは個室だった。
なんだエレベーターだ、変な構造だな。
エレベーターには誰かが乗っていた。
その男と目が合った。
あっ!こいつは殺人犯の古谷惣吉だ。
惣吉は、私の驚いた眼を見て、正体を見破られたと気づいたらしかった。
男はニヤリとする。
あー殺される。
そこで目が覚めた。
私が中学生の時、わずか一カ月の間に、1人暮らしの老人が次々に殺害される連続殺人事件があった。
滋賀県や福岡などで事件が発生し、犯人が次第に南下している気がして、国道沿いにある自分の家も狙われるのではと、怖い思いをしたので、よく記憶している
8人を殺したところで、現行犯逮捕されている。
犯人は古屋惣吉といい、私の生まれた昭和26年に強盗殺人を犯し、出所して間もなくの事件だった。
26年の事件は、共犯者と1人暮らしの老人を金目当てで襲い、2件で2人殺している。
すぐに、19歳の青年が捕まった。
青年は、自分は見張りをしただけで、犯行は「ソウさん」とよばれていた、旅の男がやったと主張したが、裁判で主犯とされ死刑判決を受けた。
そして、まだ共犯者がつかまってもいないのに、青年の死刑を執行しているから、無茶な話だ。
無茶というより、間抜けな裁判官だ。
その後、惣さんと呼ばれていた、古谷惣吉が逮捕された。
惣吉を捕まえた捜査員は、惣吉こそ主犯だと確信しただろう。
しかし、共犯者はすでに死刑で死んでいる。
すべて、共犯者に罪をなすりつけて、死人に口なしである。
そのため、惣吉は従犯で罪が軽くなった。
そういう事態まで考えない日本の司法は間抜けである。
このような間抜けな判断をする検察官や裁判官のいる国は、死刑制度はふさわしくない。冤罪で死刑なんて怖すぎる。