今日のスケッチ。
フランス、セギュール・ル・シャトー。
岩山に佇む村。
おかしな夢だった。
私は新しい町にいる。
越してきたのではない、
前に住んだことがある町だが、故郷の都城ではない。
なぜかずーつと前にその町に住んだ記憶がある。
川岸に佇んで向こう岸を見ると、あれっ、あれは葛飾の鎌倉という所だ。
以前住んでいたが、もう2度と住みたくない町だ。
その時に、どこからか波の音が聞こえる。
そちらに向かうと、海が見えてきた。
堤防があり、その上から下を見ると岩場で遊ぶ子供たちが見える。
この場面をスケッチしょうと堤防から岩場に下りようとして、滑って岩場の間の穴に落ちる。
穴は深くて叫んでも、近くで遊んでいる子どもたちには聞こえない。
穴はトンネルになっているらしく 、トンネルを歩いていけばどこか出口があるだろう。
トンネルは右に左に複雑に曲がっている。
ようやく明かりが見えて、トンネルから出られた。
そこからは、川が見え、向こう岸はさっきまで私がいた所だ。
川幅はあまりないのだが、向こう岸には渡れないと私には分かっている。
川には木橋がかかっているが、木が腐って崩れそうだ。
橋の中央にはネズミの死骸があり、ほとんどミイラになっている。
2度と住みたくないと思っていた葛飾の鎌倉町に来てしまった。
先程のトンネルを覗くと、トンネルはいつの間にか水が満ちている。
海の干潮で海水に満たされたのだ。
複雑に入り組んだトンネルに入ったら2度と出られるかわからない。
私は暗澹たる気持ちで対岸を見ていた。
変な夢である。
対岸を彼岸、川を三途の川と考えたら、縁起の悪い夢だ。
しかし、臨死体験した人の話では、彼岸はお花畑のようなきれいなところだという。
葛飾の鎌倉は住んだことがないが、以前1人住まいしていた江戸川区の北小岩の近所だ。
数日前には、父が父母の隣の部屋を掃除している夢を見て、近いうちに来る私のために掃除しているのだと思った。
今日の夢は、彼岸から現世にもどっているから、むしろ縁起がいい。