寛大な心 | かもさんの山歩き

かもさんの山歩き

毎週末、山を歩いてスケッチしてます。
漫画も描きます。

今日のスケッチ。

スイスの雪山。ユングフラウヨッホ。

 

 

漫画、老荘入門。

 

高校の時は、老子、老子の哲学が元になっている道教の教えのごく薄い解説書を読んだ。
 

教えは万物の今現在を道といい、道は無であり、そこから有が生じる。

 

なんのことやら。

 

あまりに深遠過ぎて、私には理解不能。

 

深く勉強すればいいのだが、わたしにはあとがない…

 

作者はさい志忠という台湾の漫画家。

 

この人の画風が好きなので、やはりさいさんのマンガ孔子の思想という本を買った。

孔子さんは、周に留学した時期があり、その時に老子に礼を学んでいる。

 

老子が描かれた絵を見ると、老子はいつも水牛に乗っている。

 

孔子は人間の制御する馬や馬車に乗っている。

 

模写していて、なるほど、これが老子と孔子の違いかと、ふと思った。

 

水牛は人間の言うことなど聞かないだろう。

 

水牛の気の向くまま、のんびり行くしかない。

 

わたしもそうありたいと思った言葉。

恕。

 

 

孔子に子貢(しこう)が訊いた。

 

 

生涯まもるべき信条は何ですか?

 

 

それは恕(じょ)だろうね。

 

恕とは寛大な心。

 

 

孔子さんの教えは分かりやすい。

 

しかし、孔子さんの教えに対して、孔子さんの教えで反論できそうな気もする。

 

深く理解していないからだろう。

 

遠くから見る時は近寄りがたい威厳がある。

 

近くでみると温かみがある。

 

口をついて出る言葉は公正である。