赤い糸 | かもさんの山歩き

かもさんの山歩き

毎週末、山を歩いてスケッチしてます。
漫画も描きます。

今日のスケッチ。

昨日の高尾山での素描に色を塗った。

 

こんな夢を見た。

 

 

松戸駅前の広場で古本市をやっている。

 

目ぼしい古本がないが、昭和30年代の月刊誌文芸春秋がある。

中身を見ると、登山特集で、南アルプス縦走の時のスケッチと紀行文だ。

買おうとすると、これは貸本だから、住所と電話番号を書いてくれという。

 

貸本ならいらないと断る。

 

 

 

こんな夢を見た。

 

中学時代の友人、山口君と錦糸町の街を歩いている。

 

山口君は中学生のままだ。

 

 

同じ友人だったキヤオ君と喫茶店で待ち合わせしているのだが、その場所がなかなか分からない。

 

信号待ちしていると、外人さん、もとのアメリカの国務長官名前は思い出せないが、その人が信号無視して道を渡る。

 

私もつられて道を渡り、振り返ると山口君の姿が見えない。

 

はぐれてしまったようだ。

 

ごちゃごちゃした道を、山口君の姿を探す。

 

その時に「蒲生!」と叫んで抱きついてきたものがいる。

 

幼馴染の小川だ。

 

小川は鹿児島で薬局を開いている。

 

広い東京で会うとは何たる偶然。

 

小川は山口君のことも知っている。

 

事情を話して、二人で山口君を探すところで、夢は終わっている。

 

私は古本屋さんに入るのが好きだ。

 

初めての駅に下りて、古本屋さんを見つけると、つい入ってしまう。

 

時には掘り出し物、私にとってだが、見つける時もある。

 

街中で偶然人に会うことは少ないが、私は三度、お茶の水で、飯田橋で、松戸駅で、都城の中学時代の友達と偶然会ったことがある。

 

お茶の水や飯田橋の時は、20代前半でまだ中学時代の面影が残っていたので、すれ違う時にすぐにわかった。

 

松戸駅の時は、卒業して30年近くたっていたが、相手と目が合って、そのとき今の顔の向こうに、幼い時の面影がみえてきたのだ。

 

目が合わなかったら気づかなかっただろう。

 

お茶の水で会った子は、女の人で、その時の縁を大事にしていたらなと、今も空想することがある。

手紙のやり取りはしたが、たぶん縁がなかったのだな。


つまり赤い糸で結ばれていなかったのなら、仕方ないことだ。