次の日…
部活に行くと想像通り
みんなからの質問攻めにあった。


いつから好きなのか?
どっちが告ったのか?
いつ付き合ったのか?
どこまでやったのか?


盛り上がるメンバーを
適当にあしらった。



涼太が気になるのは朔だった。


この手の話題には
必ずと言っていいほど、
輪の最前線で興奮している朔だけど…



そこに、その朔の姿がなかった。




涼太は
練習が終わると朔に声をかけた。


涼太『さくっ!』


『お〜ま〜え〜!!!』


近づいてきた朔が
涼太の首に腕を回した。


涼太『ごめん。ごめんって!』


『まあ、なんとなく勘づいとった。


涼太『うん。言わんでごめん。』


『くっそ!涼太には勝てる気しねーわ!
いつから?いつから好きやったん?』


涼太『1年の頃からかなー?』


『おいっ!言えよ!
まあ、涼太はそんなの言うキャラじゃねーか。
くっそ〜。俺の恋も終了かぁー!』


涼太『・・・。』


『よし!もう切り替える!
その代わり、涼太が少しでも揺らいだら
すぐにいとのこと奪いにかかるわ!』


涼太『おう。』