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前話




そして3学期が始まった。


いつになく鼻の下を伸ばした

古屋がニヤニヤしながら近づいてくる。


何度も涼太を見ては
ニヤニヤして…
目が合えば真顔になる。

それを何度か繰り返した。


古屋『俺になんか言うことは?』

涼太『ない。』

古屋『そんなこと言うんかー!
みんな〜!!りょーたがぁーーー!』

ふざけた古屋が
クラスメイトに聞こえる声で言う。


涼太『うそ。うそ。ごめんって!』


焦った涼太が古屋を座らせる。


涼太『いとと付き合うことなった。』


古屋『うぉっしゃぁぁあああー!』

大きな声で叫ぶ古屋!

古屋『まぁ、
杏に聞いてたから知ってたけどね!笑
いや。でも本当よかったわ!!

俺いとから相談されとったし、
でも、涼太に言うな!って
言われとったし、

なんでこいつら両想いなのに
こんなことしてんの?って
不思議すぎたわ!!』