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涼太サイド




14歳のクリスマスイブ…
彼女が出来た。



相手は中学生になってから
ずっと好きだった子で…



想いを伝えてくれたのに、
自分の愚かさにより
すれ違ってしまった子。



やっと、やっと
自分の口から想いを伝えることが出来た。



クリスマスイブだったから?
夜だったから?
雪が降っていたから?


雰囲気に飲み込まれ
強がるあの子を抱きしめた。



俺の告白に
黙って頷くいとを…


ずっとずっと大切にしようと誓った。