涼太と2人で歩いて帰っていたとき
ふと不安になった。


また、西田と母親が待つ家に帰らないと
いけないしんどさ…


夏祭りの前日ー…
涼太とまた話せたことが嬉しくて
これからもまた涼太と
話せるんだと思い込んでしまったあの日…


選抜リレーの入場の時
涼太に頑張れよ。と言われて
浮かれてしまったあの日…


このままばいばいしたら
また涼太と話せなくなるんじゃないかと思うと…
寂しくなった…


それと同時に分からなかった
1人で給食を食べようとしたあの日…
どうして涼太は助けてくれたのか?


そして今日…
どうして涼太は優しくしてくれたのか?


この優しさが
また今日で終わってしまうのではないか?


理由が知りたかった。