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涼太が気になるのは、

やっぱり朔だった…



『ねぇー!

誰かいととメールしてる奴いない?』




『あぁー。確かにいとのアドレス持ってるやつ少なくね?』



『誰かー!いとのアドレス知ってる人ー?』



『いないぽいね!

ってか、いとって携帯持ってんだっけ?

持ってないんじゃね?』



『いや!確か古屋が知ってるはず』



『まじかぁー!誰か古屋に電話して〜

いとのメアド聞いてー!

そもそもいとの好きな人って誰なんだよー』




『知らーん。バスケ部の林じゃねぇ?

たまに、話してるやろ!

ってか、古屋に聞いてみたら?

杏といと仲いいから知ってるやろ!』



『よし!古屋に電話してくれー!』



『お前、辞めとけって!

もう、フラれただろ!笑』



『うるせぇー!言うなぁー!!!

あぁーーー。いとーーー。』



朔が枕にしがみつきもがきはじめた。



1人が体育祭の時の

いとに告白した朔の真似をして



みんなが大笑いしている。




やっぱり朔はまだいとの事が

好きなんだと確信した。