←1話から読む


前話







その頃には桜は散ってしまい

青々とした緑の葉っぱが生い茂っている

桜並木の通学路を普段通り登校すると




門で先輩達が待ち伏せをしている姿が見えた…




朝からとても気が重くなる。






大きなため息をついて

この日は裏門のフェンスをよじ登って

学校に侵入することにした。





いと『よいしょっ!』


『いてっ!』



フェンス越しに投げたスクールバックが

誰かに当たってしまった…


フェンスを登り学校へ入り謝罪をした。





いと『ごめんなさい。』





そう。これが…

いと と 涼太の初めての出会いだった…