ドラマ「季節のない街」9話 最終話 | 虹色バス

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終わってしまって寂しい悲しい
ネタバレしてます。
 
9話は、たんばさん(ベンガル)の回。
頼りがいがあるたんばさん。
「死にたい」というタツヤ(仲野太賀)を止めるのかと思いきや、トリカブトだといってタツヤにお茶を飲ませます。
「死にたくない」と騒ぐタツヤ。
本当に死にたいのか、試された感じ?
実はトリカブトじゃなくて、ヒヤシンスだっというオチでした。
 
街にはなくてはならない人だと思っていたのに、立ち退きの説得をされるとあっさりハンコを押してしまいました。
ここら辺が潮時。
 
そして最終話。
たんばさんが立ち退きをしたことで、仮設住宅に住む人々の立ち退き交渉は一気に進みますガーン
 
動揺する住民たちが、今まで知ってたけど知らないふりをしていたことを、暴露するところが印象的。
 
半助(池松壮亮)は自ら、自分は三木本(鶴見慎吾)から、ここの住民の暮らしぶを報告することで金をもらっていたと告白。
自分だけがまともだと思ってた俺は傲慢だったと。
 
良太郎(塚地武雅)の子供たちは、実は俺が・・・と告白するところは生々しい汗うさぎ
 
みんな知ってて知らんぷりっていうのは、なんだかわかる気がしました。
 
住民たちは立ち退き前にお別れ会をしますが、みんな大暴れ。
まるでお祭り騒ぎのようでした笑い泣き
 
立ち退いてからの人々は、仮設にいたことはいっさい口にせず、それぞれ新しい生活を始めました。
 
一番驚いたのはかつこ(三浦透子)
アパレル店員になってました驚き
あのおどおどしてたかつこはどこにもいない。
オカベ(渡辺大知)とはどうにもならなかったんですね。
残念悲しい
 
でも! よく見るとみんな街のシンボルだった大漁旗の切れはしを見につけてます。
マスク・ターバン・スカーフ・ネクタイ
半助の大漁旗柄の半ズボンは笑えました笑い泣き
リッチマン(又吉直樹)が出てきたのは、なんか懐かしかったです。
 
半助は仮設住宅の日々を書いて、編集者に見せますが却下されます。
面白いけど絶対いないでしょ。こんな奴。
コンプライアンス的にいってもアウト。
 
いると思うけどなー。そういう世界を見ないようにしてるだけなんじゃないかな。
 
唯一変わらなかったのは、電車好きの六ちゃん(濱田岳)ニコニコ
他人には理解されがたい六ちゃん。
何があっても変わらない六ちゃんもある意味、救いだなーと、私は思います。
 
原作が書かれたのはだいぶ前の話ですが、人間の本質は時代が変わっても不変なんだなーと感じたドラマでした。
仮設住宅に舞台を移した、クドカンの脚本が素晴らしいのは、言うまでもありません。
 
キャストも最高でした拍手