どちらもわけがわからないなりに、最終話まで見ました。
ネタバレしてます。
「滅相も無い」
日本に突如現れた、7つの巨大な“穴”
穴に入っていく者もいたが、未だに戻ってきたものはいない。
穴には救済があると唱える小澤(堤真一)の信者たち、8人が施設に集まる。
彼らは穴に入る前に、穴に入る理由と自分史を語り初めます。
その記録係が、最後に話す岡本(窪田正孝)
最終話はこの岡本の話でした。
岡本は、小学生の夏休み、家族で田舎に住む祖母に会いに行く夢を見ます。
夢の中で、これは夢だ!と気づくのですが、目が覚めたと思ったたら、それはまた別の夢の中で、何度も繰り返してるうちに、夢と現実の境い目がぼやけたまま、ずっと生きてきた、ということでした
これ、なんだかわかるような気がして
ずーっと見覚えのある景色が頭の中にあって、どこだったか思い出せずにいたとき、あっ、これって、夢の中の光景だったんだと、ある日気づいてしまったこと、私もあるんです。
夢と現実の境い目って、案外微妙で、自分の記憶のすべてが本当に起こったことなのか? わからなくなることに、大いに共感してしまいました。
最後に、教祖様・小澤の言うことも、興味深い。
人によってものの見え方はさまざまで、例えば、赤い色は本当にみんな同じように赤に見えてるのか?確かめようがない。
っていうようなお話で、”穴”もまた人によってさまざまな見え方をしているのでは?
と、いうような話でした
8人はそれぞれの選択で、穴に、はいったりはいらなかったり、結局入った人がどうなったのかはわからず、予想通りのラストでした。
とっても哲我的なドラマだったけど、8人の自分史がそれぞれ面白かったです
みんな、なにかしらコンプレックスみたいなものを持っていて、それが心の”穴”とも考えられるのかな?なんてことを思いました。
ナレーションは、津田健次郎。さすが!
魅力的な声で毎回楽しませてもらいました。
「RoOT / ルート」
こちらも、わけがわからないまま、ずっと見ていた感じですが、途中から玲奈(河合優実)の高校時代の友達が殺されてることがわかり、ちょっと興味がわきました
犯人が分かった最終話は、これ、よくできてるドラマなのね~と、遅まきながら気づきました
自分が有名な落語家の隠し子だと思い込み、アイドルになるため、人を殺してしまうまで追い込まれていく和田垣役の子が、怖かったし、少し、可哀そうだったかな。
もちろん、なんの罪もなく殺されたユキが、一番可哀そうだったけど
タクシードライバー・小戸川の私生活を調べていた、探偵事務所の玲奈と後輩の佐藤(坂東龍汰)
この小戸川が乗せた客が誰なのか?というのが、重要なポイントでしたが、そこまでたどりつくまでのあれこれが複雑すぎて、ついていけてなかったので、全体のあらずじを書けるまで、ドラマを把握できてないのが残念
もう一度最初から見たら、面白いんだろうなと予想できました。
河合優実のコスプレや様々な表情が見られるドラマでもありました