ドラマ「季節のない街」6話7話 | 虹色バス

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6話・7話とヘビーな内容でした泣くうさぎ
 
6話「プールのある家」
 
ホームレスの役をやらせたらこの方の右にでるものはいない!っていうくらい、ハマり役の又吉直樹でした笑い泣き
 
リッチマンこと、ホームレスの父親(又吉直樹)と息子(大沢一菜)の物語がまさかこんな結末になるなんて悲しい
 
食べ物調達係りの息子が、お店で食べ物をもらう時に「必ず火を通して食べて」と言われた魚を、そのまま食べてしまい、親子揃って腹痛に。
父親は回復したけど、息子は帰らぬ人となってしまいました泣くうさぎ
 
異変に気付いた猫のトラが必死に知らせるんだけど、みんな気づかなくて悲しかったです。
 
やっと気づいた半助(池松壮亮)!
救急車を呼ぼうという半助を止めるタツヤ(仲野太賀)
以前、役所の人達がきて、ホームレスが街から追い出されたことがあったためです。
 
「お前が呼んだんだろ!」と半助に怒鳴るタツヤ。
タツヤは、前に半助が三木本(鶴見慎吾)に報告したために、役所の人がきたことを知ってたんですね。
 
この街の人達は、知っていても知らないふりをして暮らしていくことが、身についてしまっているのかもしれません。
 
結局、たんばさん(ベンガル)が医者を呼んだが間に合いませんでした。
 
ホームレス親子は理想の家を語りあっていて、息子の最後のお願いが「プールのある家」に住むことでした。
起こったことを受け止めきれず、ただただ呆然と佇むリッチマンが痛々しいえーん
 
 
7話「がんもどき前半」
 
かつて母親に「つぶれたがんもどき」と言われたかつこ(三浦透子)の話。
 
もともとこの街には母親と住んでいたかつこ。
母親が男をつくって出ていってしまい、入れ替わりに伯母夫婦が来てかつ子と一緒に住み始めました。
 
又貸しっていうやつ凝視
この叔母夫婦はかつこの面倒を見るためじゃなくて、住むところが見つかってちょうどよかったんでしょうね。
 
母親はお金持ちと結婚して社長夫人に驚き
裕福な暮らしで、叔母夫婦に仕送りはしてるけど、かつこを引き取ろうとはしない。
 
普通は、かつこが可哀そうで、身勝手な母親が批判されるところなんですが、この街の住民たちは母親を非難せず、憧れの眼差しで見つめますびっくり
 
たんばさんの話によると、皆がかつこの母親に反感を持たないのは、皆と彼女が同類だから。
母親はその同類から出た成功者で、自分が彼女のようにならないとは限らないから。
一方のかつこもまた同類だけど、こちらは住民たちが見たくない現実ってことかな?
 
かつこの唯一の味方はオカベ(渡辺大知)
かつこが大好きなオカベは、無表情のかつこのちょっとした変化に気付き、感情が読み取れるってところが笑えました。
眉間のしわとか、歩く後ろすがたとか笑い泣き
 
三浦透子もまた、この役を絶妙に演じてアッパレ拍手
 
叔母が入院して、叔父と二人で暮らすことになったかつこ。
酒乱の叔父との暮らし・・・・・悪い予感しかしないと思ってたらやっぱりね~真顔
かつこは妊娠しちゃったのかな~。
 
ひどすぎる。でもこんな現実もありなんだよと、見せつけられた気持ちです。
 
オカベはその事実を知ることになるんでしょうか?
かつこのことを何とか救って欲しいですお願い
 
一方、タツヤの家族にも異変が。
兄が退院する話で、母親(坂井真紀)と口論になったタツヤ。
後日、母親は子供たちを連れて出ていってしまいました。
どこへ行くんだろう?行くあてあるの? 心配です悲しい
 
いろいろ悲しいことばかりが続いてしまってますが、街に住む人々の心理劇がさりげないけど、鋭く描かれていて、目が離せません。