「季節のない街」2話は、タツヤ(仲野太賀)の回でした
タツヤは、12年前の「ナニ」で父親を亡くし、仮設住宅で母と妹弟4人で暮らしてました。
仮設住宅をでるため、引っ越しの資金にしようと、家族に内緒でお金を貯めている、親想いの息子なのですが・・・
タツヤには兄がいて、これがどうしようもない奴でした
たまに帰ってきては、母にお金を無心します。
母親は、この長男を溺愛しているので、いつもありったけのお金を渡してしまうのでした💦
この母親役・しのぶが坂井真紀。
こういうどうしようもない母親が似合ってます。
しのぶは再婚していて、妹弟は、再婚相手との間にできた子どもですね。
タツヤの義父はいい人で、タツヤを大学へいかせようと稼いでいたのに、そのお金もぜんぶしのぶが長男に渡してしまうので、義父は家を出ていったきりになってしまったようです
ある日、長男が刺されたという連絡が入ります。
なぜ連絡先がわかったかというと、タツヤが隠していた預金通帳を、母親が勝手に長男にわたしていて、そこから住所等がわかったようです。
こんなに貯めてるのに、兄にお金を貸さないアンタは、優しくない!
と、母親はタツヤを責めるのでした
タツヤの放心状態の表情が切ない。
仲野太賀の演技が光ってましたね
しのぶは理不尽な母親です
できの悪い長男だからこそ、溺愛しちゃったのかなー。
それにしてもね
ここで兄が死んだら、しのぶとタツヤは、もうお金を取られる心配からは解放されるけど、一生わだかまりを残したまま生きていくのかなー?とやるせない気持ちで見ていたら、兄はあっさり一命をとりとめたようで
まだまだこのどうしようもない暮らしに、終わりはないようです。
ここら辺がクドカンらしいというか、普通のドラマなら、兄が死んで家族が新たな一歩を踏み出して感動的なラスト!となるところが、そうならないところがリアルです
仮設住宅のネタを報告して、報酬を受けるはずだった半助(池松壮亮)が、お金じゃなくて大量の白菜が送られてきたところは笑えました。
白菜デカい