こんにちは。
こちらのブログはすごく久しぶりになってしまいました。
ギター修理のブログはホームページでやるようになってからは、アメブロは読むだけになってます。
そんなネタ薄の皆川ギター工房ですが、今回はまた「亮弦」をみんなと一緒に見てもらおうかと思いまして、9月18日は彼の命日。
亮弦のメインギターはOvation とFurch の2本、このFurchの修理で彼が来てくれました。
ピックガードが上に貼ってあります。あれは過去に強く叩きすぎて叩き割ってしまったそうで、うちへ来る前には貼ってありました。
修理してあるお陰で、亮弦らしいギターになっています。
ギター製作、リペア課の先生から、「裏ブタの無い、アダマスの修理をお願いできますか。」と言うお話は頂いてはいたのですが、このFurchを持って来た亮弦のAdamasの事でした。
Ovation は元身内と言っていいと思うので、言わせてもらいますが、このAdamasは、ネックも抜けない、アクセスドアも無い、バカギターです。
「高いギターを作るのなら、直せるように作りなさいっ!」 と言ってやりたいです。
このAdamasは「何れなんとかしなければ。」と言う思いは永遠に叶わなくなったけど、こっちに居た時から壊れたまま弾いていたのだから、それも亮弦らしいのかも。
亮弦の友達には、いろんなアーティストがいて、その人達と作ったミュージックビデオだと聞きました。
「おまえ、また入れたんか!」(←タトゥーの事)と親父さんに言われたらしいですが、これ見て親父さんもさぞビックリしたのでしょうね。
修理し立てのFurchを目の前で、軽くこの曲↓を弾き出した時のインパクトはすごかった。
生音だって、この曲のこの人の迫力が伝わって来た。
他にも沢山あります、外国の人達にも沢山見てもらっているよう。
若く、類稀な才能を持った彼が逝ってしまったのはとても悲しいけど、仮に亮弦がギターへたくそでも好きだったろうな。
真っ直ぐで、やさしい男。
またおいで!
いや、いつかこっちから行きます。
あのアーティスティックなバージョンで来られたらきっと怖いからね。
来るなら、普通の亮弦で来てね。