ネック折れ修理(番外編) その4 | 皆川ギター工房のブログ

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東京都足立区北綾瀬にてアコースティックギターの修理(リペア)とメンテナンスを中心に営業中です。
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こんにちは。

ネックの方がなんとなく、格好がついて来たので、同時にご依頼があったテールピースの交換を、塗装の前に済ませてしまいたいと思います。


 
  


ボディから棒が2本飛び出しておりますが、元のバーブリッジのアンカーが入っていたところです。
そこに、ボディ材と同じマホガニーで丸い棒を作って、木目を揃えてピタッっと埋めます。

 私の場合、飛び出した部分は鋸で適当なところで切った後、周りも一緒に擦って平らにするのはいやなので、鑿(のみ)のみで仕上げます。平らに。

サドルの付く穴を空けて、色を塗り、ブリッジが付く穴を空けて、アンカーを仕込みます。
文字にするとこれだけなのですが、これが1番キンチョーします。
ちょっとずれると、とてもイヤな事になってしまいます。


 
 
私、エレキのこーゆー事は、やりなれないので失敗が無いように、わからない事は必ず教えてもらいます。
私の周り、エレキのスペシャリスト沢山いますので、聞きます。
今回はテールピースの位置って?という事で、足立に工房があった頃、ホントにお世話になった
斉藤楽器工房http://www.saitogakkikoubou.com/の斉藤さんに久しぶりに電話させてもらいました。


やった事ない仕事、苦手な仕事、最初の頃はホントに斉藤さんには良く電話したました。
特に塗装がいつも思い通りにならなくて。
めんどくさがらず、いつも丁寧に教えてくれる優しい方です。


最近、特に思います。

出会い。
それを大事にする。

持つべきは友。

これが無ければ、生きてゆけないのだな、と。


次はネックを仕上げて、終わりにしましょう。