“ふじ爺”さまと歩く村山古道 ③ 熊除けの笛 溶岩樹型 中宮八幡堂へ | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

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山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

 

前回、ふじ爺様がクマ除けに笛を鳴らしたことを載せました。

その笛の写真を送ってくださいましたので載せますね。

米国沿岸警備隊で使われているもので、熊除けや救助要請に威力を発揮するそうです。

 

 

 

村山古道に2基めの馬頭観世音の石碑。

 

 

 

相変わらず進行を阻む倒木等の整理をしながら登ります。

 

 

 

この十数年で山肌を覆っていた笹や竹が枯れて、今まで隠れていた溶岩樹型が見えるようになりました。

 

 

 

溶岩樹型って、熔岩が斜面を流れ下る時に樹木を巻き込んで冷え固まり、中の樹木の燃えた跡が空洞となって残されたもの。

複数の樹が折り重なって空洞になり、人が何人も入れる船津胎内樹型のような大規模なものもあります。

 

 

 

 

ここでは皆さんが順番にトンネル型の溶岩樹型を覗き込んでいます。

 

 

 

よほど背の高い大木だったのでしょうねえ。向こう側が見えています。

熔岩が流れてきて止まったこの辺りは、沢山の溶岩樹型を見ることができます。

 

 

 

毒があるので鹿に食べられずに残っているバイケイソウの群生の向こうに見えるのは、八幡大菩薩が祀られている中宮八幡堂です。標高1280m。

 (つづく)