明治35年の写真は今! ✿須走口三合目石室 | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

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山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

 

明治35年に京都探遊會の人たちが辿った道を2009年に追い続けてきましたが、唯一場所が判らなかったのがこの須走ルートの三合目石室です

 

畠堀操八氏は機会あるごとに、山小屋のご主人や古老に石室のあった場所を訊ね、また資料を調べているけれど、未だに決定できる情報はありません。

 

須走口五合目の東富士山荘で、畠堀さんが三合目石室の写真を見せて、ご主人の米山千晴さんに心当たりを訊いているところです。

 

米山さんはキノコ名人。ここのキノコ料理が美味しくて、登山ではなくキノコのお蕎麦、うどん、お鍋料理等を目的に訪れる人も多いようです。

えっ!いいの?と思うくらい量も多くて美味しくて、しかも安い!

人気があるのは納得できます!

 

 

富士山の五合目から上の登山道では、須走ルートが他のルートから比べると一番植生が豊かで、目を楽しませてくれます。

ガスが掛かってクリアでないのが残念ですが、これだけでもう十分に嬉しくなっちゃいますね

 

奥の紅いのはオノエイタドリ(尾上虎杖)、別名フジイタドリ(富士虎杖)。

藤色の花はムラサキモメンヅル(紫木綿蔓)。

薄クリーム色の花はイワオウギ(岩黄耆)。

側の濃い黄色の花は・・・?これも岩黄耆かしら?

右の方の薄いピンクが膨らんで見えるのはヤマホタルブクロ(山蛍袋)でしょうか。

 

これも嬉しい1枚です。

 

アザミの中で日本では一番大きい花を咲かせるフジアザミ(富士薊)。

花が下を向いているのはガスが掛かっているせい?

御殿場ルートの太郎坊近くではフジアザミの大群落があったけれど、ここ何年も行っていません。あぁ、今も健在かしら、とても気になります。

 

奥にはフジイタドリ。手前のミヤマヤナギ(深山柳)の中にムラサキモメンヅル。

砂礫の中の花です、いいですねえ。

 

オンタデ(御蓼)の花に吸蜜しているアサギマダラ(浅葱斑)。

村山古道に通うようになって、アサギマダラとはお馴染みになりました。

群舞しているところがあるのです。

 

トモエシオガマ(巴塩竈)も咲いていました。ホント、巴の紋のようです。

 

そうそう、富士山でフジハタザオ(富士旗竿)を忘れてはいけません。

旗を掲げているようで、可愛いですねえ。白い花で小さい塊だけど砂礫地では意外と目立ちます。

 

上の花達は2009年8月14日に撮りましたが、フジハタザオは花期が少し違って2011612日に撮ったものです。

 

あぁ!これらの花に会いたいッ♫ 山に行きたいで~す♪