4日の日本対オーストラリアの試合で日本代表がワールドカップ出場を決めた。その夜、多くの人々が渋谷のスクランブル交差点に繰り出し、お祭り騒ぎになった。
この騒動をユーモアあふれる話術で鎮めた機動隊員に警視総監賞を検討していることが分かった。
「日本代表のユニホームを着ている皆さんは、12番目の選手です。チームワークをお願いします」と見事な切り出しで群集の注目を引く。
「そのような行動はイエローカードです」さらにたたみ込む。
「怖い顔をしたおまわりさんも心の中ではWカップ出場を喜んでいます」と私もあなた達と同じですという一体感を出し、群衆の心をとりこにする。
周囲からの「おまわりさん!」コールの中、見事に騒動を鎮めたという。
この話術、すごいです。
この機動隊員、間違いなく今回の騒動を見越していろいろシナリオを書いていたのだろう。
現場の状況を見極め、アドリブを織り交ぜていたと話しているが、とっさに出る内容とはとても思えない。
間違いなく、頭の中にある程度の説得方法を作っていたのだと思う。
パフォーマンスを評価したのではなく、危機を未然に防いだということによる警視総監賞だが、そうでも言わないと同じ機動隊員からは、あのお調子者みたいな批判が集まるからだろう。それでもちゃんと評価されているのはすばらしいと思う。
もう一つ感心したのは、日本のサポーターはどんなにハメを外してもちゃんと理性を保っていることだ。なんせ、赤信号になったら、いったん引いて車を通しているのだ。こんなデモは日本だけだ。できるだけ人様に迷惑をかけず、お祝いするという芸当ができることに日本人の美しさを見る。
機動隊員といい、サポーターといい、日本人はいいよなあ、と思うのはこんなときだ。
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