Physical Review D/New Scientist誌の論文 | mcode

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「宇宙の膨張は減速・時間は減速している」の理論である。

 既存の理論では、科学者たちは10年間にわたり、ある驚くべ
き現象に頭を悩ませている。
はるか彼方に見える超新星が、近くにある星よりも高速に地球
から遠ざかっているように見えるのだ。
研究者の多くは、これらの星が何らかの理由で加速している。
あるいはもっと正確に言うと、ビッグバン後の宇宙の膨張速度
が、時間の経過とともに加速していると推測している。

 このことは、とくに、宇宙では物質が優勢であると考えられ
ていることからすれば奇妙なことだった、との考え方。
つまり宇宙の膨張は、物質が互いに引き合う力の総体的な作用
を通じて、加速するのでなく減速していくはず。
そこで科学者たちは、「暗黒エネルギー」と呼ばれる斥力が宇
宙の加速膨張の原因だと主張してきた。

 スペインにあるバスク大学とサラマンカ大学の科学者グルー
プは、異なる考えを提示している。
時間の経過のほうが減速しているのかもしれない、と彼らは主
張している。
望遠鏡ではるか遠くの銀河を観測するとき、本質的には時間の
経過が、今よりもっと速かった時点を遡って見ているために、
これらの銀河は加速しているように見えるだけなのだという。
『Physical Review D』に発表された論文およびイギリスの
『New Scientist』誌と『Daily Telegraph』紙で概要が示さ
れたこの理論は、現在のところまだ理論の域を出ていない超弦
理論[超ひも理論、super string理論]を部分的に組み合わせた
考えをベースとしている。
超弦理論によると、われわれの宇宙は、われわれが検知できな
い高次元の空間に存在する多次元の「ブレーン」に組み込まれ
ているという。

 時間が減速しているのならば、非常に遠い先ではあれ、時間
は完全に停止する可能性があるとバスク大学のJose Senovilla
教授はNew Scientist誌に述べている。


 私は、この理論は半分ぐらいは正しいと考える。
宇宙の膨脹が限界に近づけば、質量素粒子の宇宙としての時間
は減速する。
これは、物質宇宙・質量素粒子の系に限定した時間概念である。
しかし、物質や質量素粒子の未来は分割されて質量がゼロに近
い微粒子に崩壊するか、真空の斥力(ゆらぎ空間の拡張)に変
換される。
質量素粒子は引力を持つので、素粒子が崩壊すということは、
膨脹宇宙空間の重力が減少することであり、膨脹を加速させる
原因になる。
光子は粒子的波動であるため、光子も分割され、空間の拡張に
影響を及ぼす。
熱平衡の 宇宙の未来は、光子素子と電子素子と陽電子素子にな
る。それらは質量が限りなくゼロに近い粒子的波動の性質を持
ち、時間や空間のもととなる。
乱雑なゆらぎや振動がゼロの絶対零度系・超伝導空間の時間は、
最小単位の光子素子と電子素子と陽電子素子の系であるため、
時間の速度は光速を超える。
ゆらぎのないストリング・ループの回転は光速を超える。
電気力線ループや磁力線ループの回転速度も同等と考える。
エネルギー保存の法則を考えれば当然の帰結になる。
時間が停止したり、エネルギーの保存ができなければ、我々の
宇宙も誕生できなかったと直観する。