皆様こんにちは。もちづき内科クリニック〈腸美活通信〉編集部です。

 

突然ですが、ジャンクフードって美味しいですよね。

手軽で、美味しいので、私も食べたくなることが多々あります。

 

ただ、このジャンクフード、腸内環境を善良な状態に保つために”食べ過ぎ”はよくないと言われています。

カロリーが高いことが多いので、食べ過ぎは身体に良くないというのはなんとなく想像がつきますが、どうして腸にとって良くないのでしょうか?

 

 

近年急激に食生活が変化した加工食品をよく摂るようになった現代日本では、過去50年間で腸内細菌の数が激減したと言われています。

ジャンクフードとは、一般的に高カロリー、高塩分、高糖質のものを指します。ファストフードなどに多いですね。

これらを毎日食べる生活は、非常に単調になりがちです。

ジャンクフードは高カロリーで高脂質なため満腹感が得られやすい反面、本来健康に欠かせないビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素が少ないと言われており、これを常食すれば栄養が偏ってしまうというのは火を見るより明らかかと思います。

 

ファストフード中心の食生活は腸内細菌を減少させ、ひいては肥満にも繋がるということが示唆されています。

しかし、危険なのはファストフードだけではありません。いつも同じものばかり食べる、といった食生活も困りものです。

同じものばかり食べる生活をしていると、偏った栄養が特定の菌ばかりを育て、腸内細菌の種類・数が減ってしまい、腸内環境のバランスが崩れてしまいます。

 

 

 

腸内細菌にはご存じ悪玉菌、善玉菌、そして場合によって優勢な方の味方をする日和見菌がいます。

腸内環境というのは非常に繊細で、普段の腸内環境は平衡を保っていますが、バランスが崩れると、いつもは抑えてくれている善玉菌より悪玉菌が勝ってしまいます。

悪玉菌が腸内で優位になると、腸の動きが阻害され、消化吸収がされにくくなり、便秘や肌荒れなどの不調を引き起こすだけでなく、肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病を引き起こす原因ともなってしまいます。

こういったことから、偏りなく、いろんな食品を少しずつ食べることが大切です。

 

 

ファストフードが完全悪なわけではもちろんないですし、食べることも悪ではありません。

ただ、食べ過ぎには注意しなくてはなりません。

ファストフードを食べたのであれば、翌日には食物繊維やビタミンなど不足しがちなものを摂る、といったバランスをとった食事をすることが大切です。

普段の生活において不足しがちな食物繊維については、過去記事にて詳しく解説しておりますのでよろしければご覧ください。

 

腸美活通信5月号(2)食物繊維って何?

 

 

 

 

身体に良いとされているものを食べるのは良いことですが、それだけを食べていると逆に身体に良くないことを及ぼすことがあります。
逆に、一見身体に悪いと思われがちなファストフードもたまになら良いのです。

バランスの良い食事を心がけて、腸内環境を健康にしていきましょう。

 

 

 

 

 

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