今年の8月終わりに家族がコロナに感染
その後私も家庭内感染した経験をつらつらと、振り返りも兼ねて書いてます。
あの忌まわしいコロナ感染から
早2ヶ月以上が経過してますが
いまだ味覚、嗅覚は半分も戻っていないと
思います。
今は
希望を持つほうがきつい
っていう精神状態です。
味覚、嗅覚絶望
コロナ陽性が確定した当日
匂いも味も、一切しなくなった
・・・んだと思う。
よくテレビで芸能人が
「肉を食べてもゴムを噛んでるみたい」
とか
「辛いもの食べても全く感じない」
とか言ってるけど
私はそんなんじゃなくて
「言われてみれば、うん、そうだね
味がしないかもね」
ぐらいの感じ。
匂いがしないよー
味が分からないよー
どうしよー
という、いきなりな感じではなかった。
というのも普通、物を食べる前に人は
まず
「私はこれからゼリーを食べる
ミカンの味のゼリーを食べる」
という、自分の意志、意識の情報で
自分の口にこれから入るものを確認する。
次に
「ゼリー」という視覚の情報で
「これは、ゼリーだ」
と認識し、確認して安心した状態で
初めて自分の口にゼリーを運ぶんだと思う。
その時点ですでに
「ミカンゼリー」
の味は想像できてるし、口に入れた食感で
「確かにこれはミカンゼリーだ」
と脳が認識してるんだと思う。
こんな流れを、私たちは無意識で繰り返し
日々食べ物を食べているんだと思う。
だから、水もの以外を口に入れた経験がない赤ちゃんは、離乳食という固形物を生まれて初めて口に入れられたとき、異物だと思い
、食べるものだと分からなくて、ベロで外に押し出すという行為をするんだと思う。
あくまで、私の意見だけど。
だから、いきなり
味がしない
っていうのは、おかしくて
物を食べるとき
すでに味や匂いは自分で想像できていて
つまり無意識に
自分の記憶の中で味や匂いを再現してるから
いきなり
味がしない
匂いがしない
とはならず、人に言われて、味や匂いに気持ちを向けてみた途端
え、もしかして味がないかも
匂いが分からないかも
いきなり、強烈に認識させられる瞬間が
訪れるんだと思う。
あくまで、私の認識ですけど。
コロナ陽性が確定した日
私がイオン飲料を飲んでいるとき
「味はする?」
と家族に聞かれて
「うん、するよ」
と私は即答した。
でも、口の中に後味が残っていないのに
そのとき気づき、もう一度私は飲み物を飲み
味がしない
匂いが分からない
を自覚することになった。