子どもの健やかな
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夏期講習２０日目
家庭の会話の質を上げよう
昨日８月９日は
長崎に原爆が投下された日でした
あまり政治的な発言は
この場ではしませんが
長崎市平和祈念式典の件では
いろいろ考えさせられました
世界恒久平和への祈りは
誰が何と言おうと
当事者の心にあるものであり
誰も否定出来るものではありません
どうでしょうか
お子さんが小学生であっても
ご家族で話し合えることだと思いますが
そういう家庭の文化はありますか
中学生も生意気盛りですね
それでも
今、一番大人になりたくて
一番自分を認めてもらいたくて
うずうずしている年頃です
注目して欲しくて
憎まれ口も叩くことでしょう
こういう話こそ
真面目にしてみたらどうでしょうか
子どものころに聞いた親の意見
親の真剣な話
案外子どもたちの心に
残るものです
子どもが将来を考えるときに
たびたび顔を出すようになる
大人の意見になると思います
そんな思い出が
ひとつでもふたつでも残るような
そんな休暇にしていただきたい
広島は負の遺産として１９９６年に
世界文化遺産として登録
長崎はその２０年後に
潜伏キリシタン文化を
伝えるべき遺産として登録されました
原爆のことでの登録ではありません
ここでお子さんと話してみましょう
広島のように
原爆の被害を伝える遺構として
保存を求める声と
廃墟となった天主堂を
早く再建して祈りたいと願う信者の声
お子さんはどちらを支持するでしょうか
広島も初めから
原爆ドームを残すことが
決まっていたわけではなく
１歳のときに被爆し
１６歳で白血病で亡くなる高校生が
あの痛ましい産業奨励館だけが
（今の原爆ドームのこと）
いつまでもおそるべき原爆のことを
後世に訴えてくれるだろう
という日記を残して亡くなったことから
一気に永久保存に
変わったという経緯があります
でもこのドームを見るたびに
つらいあの時を思い出すという人も
いらっしゃるのは事実です
最近の例では
２０１８年の東日本大震災です
岩手県大槌町役場の解体が決定
その後住民が差し止めを求めるも
盛岡地裁却下
大槌町長は
保存派から解体推進派の人へ
選挙によって変わっています
一方、宮城県三陸町防災対策庁舎は
震災から２０年後の２０３１年まで
県有化をして保存決定となりました
お子さんはどっちが正しいと
言うでしょうか
こういう正解の無い答えを
ずっと考え続けて生きていくのが
今の子どもたちの育つ時代です
直ぐに正解を求める姿勢では
つらい人生になるでしょうね
ずっと
「教えてもらえなかった」
「だから僕は不幸なんだ」
そんな考えに縛られてしまうでしょう
自分の軸は自分で決めなくてはいけない
みんなで豊かになろうという時代は
とっくに終わっています
正解の無い話を掘り下げて
お子さんと会話が出来そうですか
こういう話の積み重ねは
必ずお子さんの肥やしになります
本当の意味で
賢い子を育てたい
品のある合格を目指して
がんばりましょう
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