バブソンMBAのベンチャー日記 -147ページ目

不況に強い業種

100年に一度の不況といわれている中、業績を上げている企業がいることも事実。

本日の日経新聞に出ていましたが、

・ファーストリテイリング 連結営業利益を上方修正
・ニトリ           最高益更新
・ABCマート        最高益更新

共通するのは、比較的廉価な価格設定で、そこそこ質が高い商品を提供しているということ。商品単価は2,000円~20,000円くらいの間だろう。

消費者心理としては高級品、高額品への消費は極力抑え、お財布が許す範囲でより質の高いものを選ぼうと考えた結果だろう。

マーケティングの話として、

              ベネフィット
バリュー(価値)= ―――――――
               コスト

という定義があります。
ここでいうベネフィットとは消費者が得られる便益のことであって、物を運べるとか/栄養補給ができるとか物理的なこともあれば、心地よいとか/優越感を得られるとか心理的なこともあります。コストとは、広い意味での費用で、金銭的な費用に加え、エネルギー(労力)、心理的障壁も含まれます。

不況下においては、コストが低くても済む商品が、相対的に高いバリューにつながるとみるとも言えます。

ファストリの柳井社長は、「消費者の潜在需要を発見することが売れる商品を生み出す秘訣」を語っており、非常に奥深い言葉だと思います。

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マーケティングとは、売れる仕組みを生み出すこと。
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ベンチャー企業のマッチング

昨日、ネット系ベンチャーF社と、ネット系ベンチャーS社との引き合わせを行い、両者間でプロダクトの共有を行い、販売拡大につなげていくというお手伝いをしました。

ベンチャー企業の経営者って、経営資源がないということもあって、自分たちの力だけでやれることをやろうという風に考えがちで、なかなか他社のリソースを上手く使ってとか、他社と事業提携して、という考え方が苦手な人が多い。

リスクは出てくるけれど、いろいろな形でレバレッジを効かす施策を打てば、事業規模としての広がりは格段に違ってくるのだけど、なかなか踏み出せない。

そういう時に、双方にニーズがある企業同士をマッチングさせると、すんなりと話がまとまり、是非明日からやりましょうと合意が生まれる。

企業間のマッチングは、比較的リスクが少ない手法で、大きな付加価値を生むので今後もやっていきたいですね。

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レバレッジをどう効かせるかは、戦略上超重要。
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CS&ES経営の先進事例 ~ネッツトヨタ南国~

昨日、新宿でとあるベンチャー企業と情報交換しました。
NECさんとお付き合いがあるらしい。
いい方向で、今後の展開が進むとうれしいですね。


さて、本日はCSとESの両方を重視した経営を行い、高い業績を残している会社を紹介しましょう。


人間性尊重の理念に基づき、第一に従業員満足(ES)を追求する。そして、その従業員が求める私たちのあるべき姿として、お客様満足(ES)を追求し続ける。」


これは、ネッツトヨタ南国という自動車販売会社が掲げる理念です。この会社は、トヨタ自動車系列のディーラーが全国に約300社ある中で、1999年にCS調査が開始されてから継続して全国1位を獲得し続けています。


創業者である横田会長は、社員に販売ノルマを課すことはせず、長期的にお客様と信頼関係を築くことを重視する経営方針を一貫して保ち続け、ES、CS、業績それぞれを高いレベルで実現しているのです。

横田氏はCSがESに与える影響について「待遇以上に、上司や同僚から信頼されるとか、お客様から感謝されることが、自分の成長を実感でき、仕事への意欲につながる」と述べています。そして、ESがCSに与える影響については「社員自身が、仕事や会社に満足していないと、心からお客様に喜ばれたい、満足していただきたいと思わない」と、CSとESは相互に影響すると主張しています。
(参考文献:日経ベンチャー2004年11月号)

これは、ネッツトヨタ南国に限った話ではないのです。リッツ・カールトンやディズニーなど高いCSを獲得している企業はどこも、ESを高めるための仕組みを整備しており、CSとESをスパイラル的に向上させていくために大きな努力をしています。