バブソンMBAのベンチャー日記 -113ページ目

M&Aのリーク

一昨日の7月1日、あおぞら銀行と新生銀行が、合併にむけて合意したことを正式に発表しました。


このニュース、発表の5日前の6月25日に日経新聞にすっぱ抜かれていました。


当日、新生銀行はニュースリリースにて

「当行が、あおぞら銀行と両行の将来にむけて議論を行っていることは事実ですが、現時点で当行として決定した事実はありません」

とコメントを出しました。

取締役会決議は行われていませんでしたので、当然機関決定はなされていなかったわけですが、調印1週間前ですが、事実上の意思決定はすでに両行においてなされていたとみるのが自然です。

この手の情報は、株価に影響を与えるインサイダー情報ですから、当然極秘事項として扱われます。各担当者は相当神経質にことを進めるのが通常です。

しかし、今回はどちらか、もしくは、どちらかのアドバイザーが新聞社に先んじてリークしたため、新生銀行があわててコメントを出すことになったようです。

また、その後の日経新聞に、新生銀行のコードネーム(隠語)はシドニー、あおぞら銀行はアテネだということまで言及されていました。日経新聞やるなぁと思いましたが、両行担当者はここまで情報が漏れていたということについては、穏やかならぬ心境でしょう。


M&Aは魑魅魍魎の世界とは、よくいったものです。


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虎ノ門にあるオープンカフェで仕事中です。

今日は風が気持ちよくて、外であれこれ考えるには丁度いい天気です。

民主党のマニュフェストについて

民主党が今度の東京都議会議員選挙にむけたマニュフェストを駅で配っていたので、中身を拝見しました。


耳障りのいいことだけ書いて、伴う痛みについては全く触れていない極端な内容でした。自民党のマニュフェストを吟味しているわけではないので、民主党だけバッシングするのもよくないですが、責任政党を狙える立場にいる割には、公正さを感じず、またがっかりしてしまいました。

民主党は東京マニュフェスト2009として、3つの政策を柱に掲げています。

1.新銀行東京の存続に民主党はNO!(自民党はYES)
2.築地市場の移転に民主党はNO!(自民党はYES)
3.救急搬送時間 民主党は30分(現状は47.2分)

3はまだしも、1と2については、反論するだけで具体的な対案を提示していないので、話になりません。

新銀行東京の経営がうまくいっていないのは事実ですが、新銀行東京を清算した場合、当初目的の中小企業の融資強化という目的はどのように果たしていくのでしょうか。融資予算を増やすだけでなく、中小企業の事業に対するリスクをどうやれば正しく評価できるかがポイントなのです。

築地市場についても、移転先の問題は解決されていませんが、今の築地市場場内は狭く、建物の老朽化などは多くのリスクをはらんでいます。現状の問題はどのように解決していくのでしょうか。

この3本柱以外にも、NICU(新生児集中治療室)を増やすとか、介護施設を増やすとか、緊急雇用を拡大するとか、職業訓練の規模を10倍にするとか、希望者全員が受けられる奨学金制度を創るとか、耳障りのよい政策を乱立させています。

しかし、よくマスコミから批判されているように、予算をどのように確保するかについては触れられていません。予算として削る分野についても触れられていません。

このような内容で、民主党のマニュフェストを信じられるか? 民主党を支持できるかと言われたら、わたしはNOですね。

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