ネガティブな思い込みは「杖」(1)

ネガティブな思い込みは「杖」(2)

の続き

 

私の場合、「自分は劣っている」という思い込みが外れた後、

 

その下にあった「自分は生きる資格のない人間」という

 

もっと辛い思い込みが意識上に浮かんできました。

 

「自分は劣っている」という思い込みは、昨日の記事で言ったら

 

私にとっては希望の「杖」だったわけです。

 

 

「杖(ネガティブな思い込み)」がなくなった後しばらくは、

 

不安もなくなり、身軽になり、幸せだったのですが

 

この「生きる資格のない人間」という絶望感が湧いたとき

 

忘れていた自分の過去の失敗・失態が次々と思い出されて

 

(「生きる資格がない」証拠を探していたとも言えます)

 

世界中から責められているような、見張られているような感覚があり

 

(生きる資格がないのに生きている罪人だから、見つかったら捕まる!という恐怖の裏返し)

 

家から出るのも怖くなりました。

 

幸い、その時は、仕事をしていなかったので支障はそれほどなく、

 

1か月くらいかかって、なんとか、その思い込みを外すことができました。

 

 

その期間、うつのときより危なかったかもしれません。

 

夫とは笑顔で話し、ご飯はおいしく食べられて、愛猫をかわいいと思うのに、

 

怒りも悲しみもなく、フラットで冷たい心に「死」が浮かんでくる。

 

「コンビニに行かなきゃ」くらいの軽い感覚で

 

「あちら」に行こうとしている自分がいる。

 

冷たい絶望感、恐怖感にじっと浸りながら

 

「生きる資格がないというのは、間違った思い込みなんだ」と、

 

必死になって理性で言い聞かせていました

 

このときに病院に行っていたら、何かしら病名がついていたかもしれない。

 

私が一人で耐えられたのは、20年以上、心のことを勉強して、イメージワークして

 

自分の思考や感情を観察、分析、言語化して、ということを繰り返してきたので

 

自分の心に起きていることがわかっていたからだと思うのです。

 

 

ある程度の自己受容もでき、不安感もなくなり、

 

耐える力がついたからこそ浮かび上がってきた、最後の最も辛い課題だと、

 

病気ではなく、後退ではなく、回復のプロセスの一つだという確信があったのです。

 

 

(実は、最後の課題ではなかったのですが。笑

この後、この最大級のトゲに抑えられていた細かいトゲ(甘えや怒りや罪悪感)がワーッと出てきました。)


(続きます)

 

 

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