ばりばりばりらーばり

さほれ バーフバリ

 

見逃していたバーフバリ2を

限定再上映でやっと見た。

 

以来、さほれバーフバリの曲が

頭からはなれなくなった。

 

突き抜けたエンターテインメント。

いろいろどうでもよくなる迫力。

インド、すげえ。

 

ブルーレイ、

買っちゃいますね。きっと。

人の顔を覚えるのがとても苦手だ。

小さい頃から近所の人の顔がわからなかった。

友だちもよほど親しい人以外はわからない。

でもまあ顔がわからなくても

シチュエーションとか会話で

相手が誰であるかはだいたい判別がつく。

 

仕事では会う人の数がケタ違いに増えるけれど

どの会社のどこで合っているかで

ほぼ見当がつくのであまり問題ではない。

 

ただし街中でばったり合ったりすると

親しく話しかけられても

(あれ、誰だっけ、知ってるような気はする。でも誰だっけ、ええっと)

頭の中はフル回転。

でも名前もプロフィールも出てこない。

おたつきながら

なんとか無難に別れようとするしかない。

 

 

「相貌失認」なる機能障害があるらしい。

そうはいっても自分の場合

病気ってほどでもないしなあと思っていた。

 

でもWiki先生によると

「先天的に相貌失認を発症する確率は

 2%程度と推定されており、

 一般的に想像されるよりかなり多い」

だということなので

その端っこぐらいに入っている可能性も

なくはないかもしれない。

 

一番はなはだしいのは芸能人の顔がわからないこと。
特にイケメンやかわいい子はまるで見分けがつかない。

前はよく「興味がないんだね」と言われたけれど
実は逆で、わからないから興味が持てないのかもしれない。
そういう人けっこういると思う。
 

 

20年近く前のこと、

とある山奥の農家にお邪魔していて

暇をもてあました私は

裏山をのんびり歩いていた。

 

とはいっても

何があるわけでもなく

もう見飽きた風景ばかり。

 

目の前のスギの木を

しみじみと眺め

その葉がフラクタル構造になっていることに

気がついた。

 

トゲトゲした小さい葉は

寄り集まって枝になる。

葉と枝は一見違う物体のようだけれど

よくよく見ると同じものだ。

 

小さい枝から、大きな枝へ、さらに幹へ。

この木は全部同じものでできている!

ユーレカ!

これは叫ぶに値する発見だと思った。

 

  本当はスギじゃなかったかもしれない。

  でもそんなような針葉樹だったことは確かだ。

 

感動に胸を熱くしながら

私は農家の母屋に帰り

お年を召した当主にその旨を報告した。

 

この方は百姓であると同時に

生花師範であり社交ダンスの先生であり

若いころには大企業のQC担当者として

南洋の国に指導に出かけていたユニークな老人だ。

 

自分の発見を一所懸命に告げると

その人はボソリと「裸子植物だからだ」とだけ言った。

 

生殖器官が花としてはっきり分離する前の

古い植物群。

それぞれの部分がまだはっきり分業化していなかった

全体=部分の植物ということか。

 

学問的にどうなのかわはわからないけれど

これは不思議で楽しい体験として

自分の記憶に残っている。

 

問題なのは

たぶん自分が

現状にかなり満足していることだ。

 

もっと金持ちに、とか

もっといい家に、とか

もっときれいに、とか

もっと賢く、とか

そりゃまあ実現できれば嬉しいけどね

無理してやりたいとも思わないよね

というぐらいの感じ。

 

でも小さいころから刷り込まれてきた

右肩あがりの根性論が

それではダメだと説教を始める。

 

自分は何もなしていない。

それはまあ確かにそうなんだけれど

それでもいいじゃんか

このごろやっと

思えるようになってきた。

 

気持ちの底に住んでいる

ホシヒュウマやアユハラコズエやらは

そんなことじゃだめでしょ!と

怒っているのだけれど

そうでもないんじゃないかなあ。

 

やりたいんならやればいいけど

そうでもないならやらなくていい。

 

見栄を張りたくて

ガワを立派にしたくて

ひたすら走ってみることから

充実した人生になることももちろんある。

 

でも自分はそこまで真剣になれなかったし

そういう時期は過ぎた気もしている。

 

後退といえば後退。

 

でも自分が向く方向を変えれば

前進だよね。

 

もともとボロなのに

さらにボロ具合を磨き続けている

求道的な実家の家屋。

 

水道の調子がおかしくなっていたようで

昨日母親が電話で

「直すことにした。50万円かかる」と言った。

 

調べてもらったところ

十年以上前に破裂しておかしくない状況

だったらしい。

 

「奇跡です」と工事の人が言ったとか。

 

すごいなあ。

奇跡の水道管。

すごいなあ。

 

聞いているうちに

直すのがもったいない気がしてきた。

 

これまで破裂せずにいてくれてありがとう。

できればあと30年ぐらいもたないだろうか。

奇跡の水道管。

その奇跡の記録更新を期待するのは

ある日突然水浸しになるリスクと裏表。

 

無理だよねえ。

でもなあ。