時々思い出すのが

小学生の頃のスケート体験。

 

なんとか氷の上に立つことはできた。

よちよち歩くこともできた。

 

ただ滑るとなると、

あちこち不具合がある。

 

スピードをコントロールしながら

ゆっくり滑ることができない。

上手に曲がれない。止まれない。

勢いに任せて暴走するしかできない。

 

それでも

自分はもう滑れると思っていた。

 

自分の仕事ぶり、

いや家事や人付き合いやあれこれすべて

どうもこのスケートの時の感覚に似ていると思う。

 

自分でコースを決めて

周囲の様子にも配慮しながら滑るのではなく

とりあえずスピードをつけて

フェンスにぶつかるまで一気に滑る。

これで自信を持たれては周囲が迷惑だろう。

 

コントロール。

それが

数十年を経ていまやっと

取り組もうと思っている課題だ。

 

 

ふと気が向いて散歩に出た。

水筒にコーヒーを入れて、本を持って、帽子をかぶって。

 

運動不足を解消する目的もあるにはあるけれど

まあメインは気分転換なので

歩くのはそこそこにして

公園のベンチに腰をおろした。

 

本を読み始めたところで

3輪自転車に乗ったおばさんに声を掛けられた。

 

「いい時間を過ごしていらっしゃるところ

 申し訳ないんですが

 5分だけいいですか?」

 

たぶん宗教系の勧誘だろうなと思ったのだけれど

おばさんはなかなか本題に入らない。

「よく来るんですか?」

「どんな本を読んでいらっしゃるの?」

「私も本が好きなの」

「ハウツー本とかいろいろ」

 

いや、どうでもいいから早く終わらせてほしい。

こちらの表情を察したおばさんは

薄いリーフレットを差し出した。

 

「日本人は争いもしない素晴らしい国民だと思いませんか?」

「え、思いませんか?」

「いま世界では恐ろしいことがいろいろ起きているでしょう?」

「世界に恐ろしいことが溢れているのは、恐ろしい言葉が多いからなの」

「聖書にはこの世が滅びると、驚くようなことが書かれているの」

「ね、びっくりするでしょう?」

 

ああ、キリスト教系の新宗教だ。

輸血拒否で有名なところ。

ここで何かコメントすると

面倒なことになりそうなので、笑ってリーフレットを受取り

ノーリアクションで押し通した。

 

私が一番聞きたかったのは

あなたが信奉している教義ではなくて

何がそのあなたの情熱を支えているのか、なんだけれど

それを聞くと

なおさらにややこしいことになりそうだから

黙っていることにした。

 

再びあのおばさんに出会ったら

私は自分の好奇心に勝てるだろうか。

ちょっと心配だ。

 

 

 

気持ちを整理するには

日記を書くといいとか、よく言われる。

 

確かにムカつくとか、イラつくとか、落ち込むとか

主にマイナスの方の感情は

文章を書くと少しすっきりするような気がする。

 

もやもやとした状態の感情は

どこまで深刻なのか、何が原因なのか、どう対処すればいいのか

すべてもやもやしていてわかりづらい。

 

霧のように広がった感情は

実際のサイズよりも大きく感じられる。

またどんなところにも染み込んでいけるから

無関係な場所にも感染することがある。

 

言語化するというのは

そういう現象を食い止めることなんだろうな。

 

重要なこと

そうでもないこと

対処すべきこと

放って置いていいこと

実は自分の誤解かもしれないこと

 

言葉に翻訳していくうちに

自動的に棚ができて、整理されることも多い。

(もちろんそうでないこともあるわけだけれど)

 

してみると言語というのは

ある種の収納道具みたいな役割も

果たしているのかもしれない。

 

言語を精密に正確にすっきりと扱える人は

頭の中の収納がスッキリしている人。

 

何をどこに置くのかごちゃついている頭では

出て来る言葉もごちゃつく。

 

私はもちろんごちゃついている方だ。

収納プランは不得意だ。

一生懸命に考えた挙句

メンテナンスしにくい、使いにくい収納に

なってしまっていることが多い。

 

でも

仕分けの大分類が狂っていると

世界の認識も狂ってくるんだろうなあ。

本日、耐震マットを張ったパンプスを履いて出かけた。

ちょっと無謀かなと思ったけれど

ほぼ終日外出。

 

結論、やっぱり痛いものは痛い。

 

多少マシなことは、認める。

でも残念なことに

ネットにあった「卓球しても平気」「10時間履いても大丈夫」

といった感想にはならなかった。

 

とはいえ

もともとヒールを履けない状態だったのだから

大した進歩ではある。

 

葬儀用(本来の主目的)ぐらいなら

十分、大丈夫そうだ。

 

でもつま先の耐震マットの位置を

もう少しずらせば

もっと楽になるのかも・・・・

 

日々試行錯誤が続きそう。

飽きるまで。

 

 

家具などの転倒防止に使うシール状の耐震マット。

百均でも売っているあれを

パンプスなどに張ると劇的に歩きやすくなる

という話を聞いてから

ずっと試したいと思っていた。

 

さっそくダイソーで耐震マットを購入したものの

うちには適切なヒールがない。

体調を崩してからこのかた

スニーカーか

コンフォート系しか履いていないから。

 

で、昨日とうとうパンプスを買ってきた。

もちろん耐震シールを試すためだ。

 

耐震シールが税込み108円。

パンプスが2割引で税込み9331円。

本末転倒は承知の上。

 

土踏まず付近とつまさき近くに

ぺったり貼り付けてみた。

まあいいのではないだろうか。

少なくともない状態よりは履きやすい。

 

しかしベタベタする。

履いたり脱いだりはちょっと大変。

今度はこれで外に出て

歩き心地を試してみるつもり。