日本人最長となる163日間の宇宙滞在を終え、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還した野口聡一宇宙飛行士(45)が9日、自宅のある米テキサス州ヒューストンで帰還後初めて会見した。

 会見は、ヒューストンと東京を衛星回線で結んで開かれた。野口さんはカメラに笑顔で右手を振り、ちゃめっ気たっぷりに約40分間会見。「川のせせらぎ、飲む水、浴びる水、流れる水のありがたさを実感する」と語る一方「明日起きたら普通に浮いているんじゃないかと思う」と「宇宙気分」が残っていることも明かした。

 野口さんは帰還した2日に専用機で米国に戻り、今は重力に慣れるためのリハビリの日々。夜は自宅に戻り、冷たいビールと手巻きずしなど、家族水いらずの一時を過ごしているという。

 野口さんは09年12月21日、ロシアのソユーズ宇宙船で打ち上げられた。ISSでは生命科学や物理学の実験などに取り組み、スケジュールの合間を縫って撮影した地球の写真やメッセージを「ツイッター」(簡易ブログ)経由で発信。世界各国の約25万人に愛読された。【山田大輔、ヒューストン(米テキサス州)吉富裕倫】

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 自称NPO法人「あけぼのの会」(旧あしたばの会北大阪支部)の代表らが生活保護費を詐取したとされる事件で、同会代表の畑勲容疑者(47)=詐欺容疑で逮捕=が昨年5月から大阪市の生活保護を受給し、直後に転居を届け出て数十万円の敷金(礼金)扶助を受け取っていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。

 転居先とされた神戸市内のマンションは約1カ月で退去、その間実際に住んでいたかは不明。大阪市に提出されたマンションの賃貸借契約書が偽造されていた疑いもあり、府警捜査2課は畑容疑者が本人名義の申請でも不正を行っていなかったか詳しく調べている。

 捜査関係者らによると、畑容疑者は昨年5月、大阪市の福島区役所から保護の開始決定を受けた。翌6月になって「神戸市灘区のマンションに転居する」として市に敷金扶助や引っ越し費用を申請、計数十万円が支給された。

 このマンションの管理会社によると、家賃3万9千円、礼金5万円で敷金はなかった。畑容疑者は6月28日、この条件で賃貸借契約を結んだが、約1カ月後には退去。「その間居住していたかどうかは分からない」(管理会社)という。

 大阪市への扶助申請の際、畑容疑者から市に提出された契約書は管理会社が作成した正規のものと異なっており、畑容疑者が偽造の契約書で水増し受給した疑いが浮上している。

 畑容疑者は同8月になって、再び大阪市の大正区役所に保護を申請し、受給が決定。新規で賃貸住宅に入居し、この際も数十万円の敷金扶助を受けていた。畑容疑者への保護費の支給は昨年12月まで続いていたという。

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