「愛に関する正解は、全部『自分』が決めていい。ーーーー 橋本一子」
「わたしはもっと愛と家事を切り離したい。
愛があるから家事をするのでも家事をするから愛があるのでもない。
なのに、『愛と家事』の呪縛は強烈で、
油断すると愛と家事をはかりにかけている。
わたしは今日も台所で、愛と家事の矛盾に格闘している。
-----ー 『愛と家事』より」
これは、帯の言葉です。
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この本に出合ったのは、Maarさんで「怒りのヒミツ」講座をやったときでした。
パラパラとめくって、いったん置いたものの
また手にとって二度見しちゃいました。
そして「買います」と言っていました。
さらにご縁をいただいて
このたび、著者の太田明日香さんと、Maarさんにて
「愛と家事」太田明日香さんと話そう!【私らしい家族のかたち】トークセッション
を開催します!
イベント詳細は、↑のリンクからどうぞ~~~
で、本の内容ですが、
私がチラ見してまた二度見してしまったのは
あまりにも覚えのある感情がよみがえってきたからです。
「家族を作るのに失敗した。」
という書き出しで始まる離婚の経験。
「人として何かが欠けているようで」という感覚を、私も確かに味わいました。
二度目の事実婚が破局したときなど、
もう自分はここに存在してはいけないような気分でした。
なぜほかの人ができていることが、自分にはできないのか。
だからこそ、3度目の正直にすがったのかもしれません。
(そして初期の数年間は、「次はないぞ、自分」という思いが超プレッシャーになって
逆に苛立っていたという・・・)
そして、
「もうずっとお母さんのことが重い」
という書き出しで始まる「遠くに行きたい」の章。
「出せない手紙」の章でつづられる、お母さんへの意思表明。
「わたしには家がない」という感覚。
恋愛のこと。
自立のこと。
「許すとか、水に流すとか、なかったことにする、ということではなくて」
きちんと起きたことを対象化して受け入れ、統合していこうとする章。
押し付けられた漠然とした外側にある「家族」でなく
自分なりのあたらしい「家族のかたち」を探ろうという意思表明とお誘い。
なんと、私がさまよい、掘り返してきたところと、とても近いところを
この方もさまよい、探究してこられたのだろう!
と思った。
そして、ご縁を頂けてとてもうれしい。
この本を読んで欲しいのは、
第一には、育った家族から受けたなんらかの「毒」を
まだ解毒できずに持て余している人。
育った家族の反動で、違う形の不幸をやってしまっている人も
育った家族と気づけばそっくりなことをやろうとしている人も
一度、著者のたどった軌跡を読みながら追体験すると
何かしらのカタルシスがあるんじゃないだろうか。
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愛と家事
1,080円
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よかったら、
あなたの軌跡について、これから目指したいそれぞれの家族2.0について
一緒にお話しませんか。
「愛と家事」太田明日香さんと話そう!【私らしい家族のかたち】トークセッション
著書は当日、会場でも購入できます。
未読でも参加できます。