穴のままでは暮らせない　～ベッキー/ゲス祭りに思う⑤～

恋は、穴に落ちるという事故。

愛は、巣を作り、その居心地のよさをケアしつづける、そしてそこでくつろぎ楽しむ、
継続的な営み。

この記事の続きです。

恋の穴・愛の巣　～ベッキー/ゲス祭りに思う④～　

このシリーズはこちらのテーマ「パートナーシップ」から順にさかのぼって読めます。

「不倫」のその先にあるもの。

「略奪婚」も「もとさや」もどちらもありえます。
（全員解散！も）

それは、どれだけ居心地のよい巣を作るか、その巣で過ごすか、にコミットすることです。
ここでは、意志を持った人がリーダーシップをとり
相方がそこに乗るという形で進みますが
相方もコミットしなければ、また外の穴にはまって帰ってこないこともありえます。
難しいですね。

穴に落ちる体験は、衝撃があります。
ドキドキです。
ショッキングです。
だから穴に落ちることそのものに中毒しちゃう人もいる。
でも、穴には住めない。

穴を巣として整えていく段階に移るのですね。

ちなみに私が、パートナーチェンジを複数回しているのは
落ちる刺激に中毒してたわけではなく、
（そんな時期もあったけど）

この「巣の整え方」がぜんぜんわからなかった。
で、多分相方も、わかってなかった。

ということだったと思うのです。

巣の整え方。
愛の育み方。

破綻した巣で育った自分には
「あれはダメだったよな～」というのはわかっても
「じゃあどうすれば？」はなかなかわからなかった。
ダメだったやり方は、なんだか自然に身についているし。

だからこそ、
あの時欲しかったもの、
ノウハウやアドバイスじゃなくて
私がどうしたいのか、につながるためのサポートと
相手に何が起きているのか、を知ろうとするための手がかりと
実際にどうしたらどうなるのかを検証し作戦会議する場
を現在カウンセリングで提供しています。

育った巣がどうであれ、人は幸せになれる。

ちなみに、複数の巣をクリエイトできる人々もいます。

これからは、本当に永年専属契約である「結婚制度」に
はまらない人はますます増えると思います。

制度が古くなれば、変えたり、やめたり、使わなかったりすればよいのです。

娘たちの時代にはどうなっていくんだろうなあ。
制度に人を合わせるんじゃなくて
ほんとうにほんとうの
個々の幸せを願っています。

出先で、かわいいクッキーの詰め合わせ（香港で行列のお店らしい）を
いただきました。
帰宅して家族が「これが好き」「私はこれ」っていいながら食べるのがかわいくて
とても幸せな気持ちになれました。
お土産って、物が嬉しいわけじゃないのかも。

娘niko（１３）と新宿で買い物の途中
「サーティーワンの新しいやつ食べる」って
お年玉で買って食べてました。
私の知らない（興味もそれほどない）新商品らしい。

食べてみる、ことができて満足なようでした。

親のアンテナでなく、自分のアンテナからいろんな経験をしていくねえ！
そのうち「巣」から巣立つ娘たち、LOVE