結婚って、家族ってなんだろう　～ベッキー/ゲス祭りに思う～

少し前にゲスの極み乙女。にハマッて
出てるＣＤは全部夫Ｉ氏がレンタルしてくれたので
（買ってない、ごめん

）
料理中や夜中の作業時にず～っとヘビロテしていたら

ボーカルの川谷絵音氏と、タレントのベッキーのスキャンダルが
すごい勢いで流れてきた
祭りのように

ニュースも
ブログも
まとめサイトも
異様に盛り上がっていた。

第一報は娘niko（13）の
「えのぴょんとベッキーがつきあっててフリンなんだって」
というものでした。

ネットにはすごい勢いで
二人を叩く意見が書き込まれて
まるで石を投げられてるみたいで恐ろしい。

「これがゲスだ」「まさにゲスの極み」「ゲスのボーカル」「ゲス乙女」
まあとにかく新しいボキャブラリーが増えた子どもみたいに
あちこちでゲスゲスゲスゲス。

思わず
ゲスって言ったやつがゲスなんだからねっ
とか言いたくなるくらい。

私の頭の中では既存の曲でえのぴょん（川谷氏）が
「ほんとはみんなアタマの中で気持ち悪いこと考えてんだろ！
ゲスになちまえよ！」
と叫んでいるところがリピートされて
それがＴＶやネットに流れている事象のバックになって
うわあ、ほんとにみんなアタマの中ゲスいな～・・・
それが露出したな～・・・・・
なんだか全部が作品みたいだな～～・・・・・・・

とぼんやり

あらためて新譜を聴いてみると

「データ処理した言葉は空気に触れるべきじゃない」

とか言ってて

ますます作品の中に自分も組み込まれてしまってるような気分になった。

石を投げる人たちは
あいつが悪い
あいつがゲスだ
地におちろ
ざまあみろ

ってどんだけ自分の中に
怒りや悲しみが溜まっているんだろう。
その人自身がどれだけ
思い通りにならない現実に
傷つき苛立ってるんだろう。

結婚と離婚と事実婚とその解消と、再婚という道を歩いている私には

結婚ってなんなんだろう、ということが
いまひとつ（いまだに）よくわかっていない。

うっかりすると、石を投げられる側だ。

ただ私がハッキリわかるのは

個別の
構成員の
いまの
気持ちとニーズを大切にしなかったら

何の意味もない牢獄みたいなものだということ。

結婚がすばらしいんじゃなくて

結婚した相手と
お互いとお互いの人生を大切にしあえるのがすばらしいんだと
私は思っているんだけど。

カウンセリングで離婚の相談を受けるときには
離婚するかしないかじゃなくて
その人が自分自身の人生を大事にすることと
それを相手と共有しながら居心地のよい暮らしを作ることを
今の相手とまずやり始めてみることをサポートします。

そうするうちに関係性が変わることもあるし
この人ではないな、とハッキリわかりました、ということもある。

せっかくだから、クリエイティブに元の家族より進化したオリジナル家族を創ろうね
という共通認識が結婚のスタートだとよいのだろうなあ。

お互いが別の結婚観を持ちながら「永年専属契約」みたいな結婚をして
相手がはみ出たといっては責める、とならないように
これから結婚する人たちは
「結婚ってなんだろう、家族ってなんだろう」という
ワークショップを受けてから考える、とかどうだろう。

みんなが幸せなら
人に石を投げようなんて思わないはず。

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