2冊続けて重たいテーマの本を読みました。


最貧困女子 鈴木大介著

最貧困シングルマザー 鈴木大介著

※2010年に発売された単行本『出会い系のシングルマザーたち』を改題し加筆修正のうえ、文庫化
最貧困女子 (幻冬舎新書)/鈴木 大介
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最貧困シングルマザー (朝日文庫)/鈴木大介
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ずっと残っている言葉は

「貧乏と貧困は違う」。


ただ、年収が低いことと
絶縁・絶望の中でその日をしのぐこととは違う。
(主観的には絶望していないのだが
取材する鈴木氏も読者である私も
まとわりつく絶望を払いきれない感が最後まで続く)


どちらの本にも「出会い系」サイトで売春をして
日々をつなぐ女性たちが出てくる。

一様に生活保護などの制度を拒否し
コミュニティを避け(避けられ?)

暴力に麻痺しながら…


福祉現場でも社会学者でもないライターだからこその
取材と
葛藤と

そして

提案がなされている。(最貧困女子のほう)


保護年齢から自立年齢へ移行した後のフォローは
恋愛のへの真面目なフォローではないのか、
というのがすごく納得がいった。

私も他人事ではない
愛着障害
自爆型恋愛


非行少女の「学童がこうだったらよかったのに」という話も突き刺さる。

劣悪な環境にあっても実親と暮らしたい子をサポートできる場

それは制度だけじゃなくて
やっぱり縁ある地域やクラスや何かでめぐりあう
親以外の大人が
できることがあるんじゃないだろうか。


DV男、スカウト、闇金、それらの子たちも
虐待の後に、搾取者になり共闘者的な立場になる。
加害者にもなる。

う~ん。

じゃあ出会い系買春男はどうなのだろう。
彼らが救われる(買わなくてもいい)ためには?


課題が巨大すぎてめまいがするが
だからといって

これが実際に私も
娘たちも

生きている現代の日本の話なのだ。



タイトルは暗いし
テーマも重いし
関係ないように感じる人のほうが多いかもしれないけど

どうぞ手を伸ばして
足を踏み入れて
読んでみてほしい。
現実の、不可視のエリアを知ってほしい。

そして。。。

非正規雇用にならないための勉強なんて不確かすぎる。
ココロのバランスを崩したり
会社が倒産したり
つきあいがDVに発展したり

そんなことは誰にでもありうる。

子どもたちに手渡せるのは
ココロとカラダとくらしの知恵
人とつながるコミュニケーションへの希望
それにつきるんじゃないだろうか。

血縁の子どもに限らず
大人が、子どもたちにしてあげられること。



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