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黒猫本舗のブログ

5人の子供の事を中心に備忘録感覚で書いてます


ライチが家から出てきたら

寒さが終わる便り



可愛いね可愛いね超可愛いね

でも熊本の春の夜から明け方は滅法寒いから

センサー付きのヒーターは

まだ必要なんだよね。

平均寿命超えのおばあちゃんだから

環境には殊更に気をつけないと……

ここで半分近い人が脱落しそうだけど

今回は爬虫類の話はここまで。

まぁペットの話なんだけど

デグーのデグちゃんについて。



ギャー可愛い!!

元は私がたまたま知って気になっていて

「んー……でも飼うとなるとなぁ……この手のネズミの知識もないし……そうだ、妄想で飼おう」

と言う訳で脳内で飼い始めたのが最初。

飼っていると脳に錯覚させる為には

脳内で飼っているペットに対しても

やはり知識は必要だった。

ここでおさらいすると

デグーとはテンジクネズミ亜目にして

デグー科デグー属に属する齧歯類で

チリのアンデス山岳地帯を原産とし

草や樹皮や果物を食べるのだが

食料の乏しい過酷な環境で生活してきた為か

糖代謝が物凄く下手で

他のネズミより圧倒的に

糖尿病になりやすいのだが

本人は至って甘党という

神様の采配ミスのような生物。

甘やかしたいけど甘やかせない分

コミニュケーションが取れると聞く。

動画やサイトでアレコレ調べ

脳内でデグーを可愛がっていたところ

ある日、そのデグーが日本語を喋りだした。

これはまずい。

余りに妄想にのめり込みすぎて

都合良く現実と乖離し始めた。

まぁありとあらゆるデグーの事は調べたし

これはお迎えする時期が来たのではなかろうか。


しかし、時を同じくして

長女が可愛がっていたモルモが急逝した。 

私が取り乱す中

あれだけ世話をしてた長女はとても冷静に

「泣いたら死んだモルモに申し訳が立たないから」

そう毎日お墓の前にしゃがみこむ。

そんな長女の手前

「あっあのさぁデグー飼おうと思うんだけど」

なんて事はなかなか言えるものではない。

どうしよう、デグちゃん。

(聞いてみたら?)

いやいやいやいかん、何だこれ。

すると長女の方から打診が来た。

「ママ、デグーって生き物を飼いたいんでしょう?」

「いやその、飼いたいって言うか気になって色々調べてるだけよ」

「気にしないで飼って良いよ、寧ろ飼ってくれたら嬉しい」

「えっ……そうなの?」

とりあえず私もモルモの墓に向かった。

「新しい子を迎えようと思うんだけど、モルモの事は忘れない」

ってのと

「今まで長女に寄り添ってくれて本当に有難う」

ってのは心から感じた。

暫くして寝ていた長女がガバッと起き上がり

慌てたふうにキョロキョロし始めた。

「どうした?」

「今、モルモがいたような」

「いたんだよ、多分」

「…………居るわけないのに」

「人でも動物でも生き物が死んだ時にはあるんだよね、私は人でも動物でも何度か経験してるから知ってる」

「あるのかな」

「ないって人は少なからずいるけど、あるって思わないと説明がつかないくらい明確じゃん?」

「うん、ハッキリ感じた」

「んじゃ会いに来たんだろうな。動物のその手の気配は人間よりすぐ消えちゃうから切ないけど」

長女が意識不明になって記憶喪失になり

入院して何とか生活を送れるようになるも

時折、強い発作みたいなのが起きてた時

モルモは長女にピッタリ寄り添っていた。

群れや集団で生きる動物と言うのは

相手の機微に反応出来るし

自分だけ逃げず仲間に危機を知らせるんだ。


最近分かったんだけど

猫は物凄く挨拶や家族を重んじる生き物だ。

勿論、人間と同じで個体差はあるが

甥や姪の世話を交代でしたり

子猫に行方不明が出た時は

親のみならず姉妹で探す。

私も実際に見るまで知らなかった。

寝てばっかいる気儘な生物くらいに思ってたが

猫も人間の事はよく見ている。

人間の個体差は勿論

「人間がこの鳴き声を出したらNGサイン」

とか

「人間がこの鳴き声を出したら近付いても良い」

くらいの事はちゃんと弁えるし

ヌーさんが裏庭で派手に転んで泣いた時は

塀の上からジッと注視してきたり

ヌーさんの周りに来てオロオロしたりで

「ほらヌーさん、見て。猫達が心配してる」

ってので泣き止んでくれたので助かった。


長女のお許しが出たので

私は即、行動に出た。

前にも書いたから端折るけど

それで来たのがデグーのデグちゃんなんだ。

最初は警戒心MAX、これは仕方ない。

人間や猫と同じで

特定の相手の気を引きたかったら

「あれ?何で何もして来ないの?」

「あれ?何で色々してくれるの?」

等などギャップを持たせて

向こうに興味を持って貰うしかない。

「何もしないよーーんいるだけだよーーん」

って状況に慣れて貰うべく

まずは枕元近くにケージを配置し

目や耳や鼻から毎日砂が出るのは想定内。

ネズミの多くは水浴びではなく砂浴びをする。

ワァーイって砂浴びをした後に

ブルルッと体を震わせるのだが

それでものすごく飛散するんだ。

特にデグちゃんみたいに

1時間に何度も砂浴びする子は……

ふふふ、砂くらい何だね。

後は美味しい餌だけは

名前を呼んで、来たら手渡しする。

すると呼ばれる事に慣れて

次第に警戒を解いてくれる。

まぁ何が好きか分からないから

いろいろ調べて取り寄せまくって

主食とオヤツで30種類ほど揃えた。

庭で琵琶と桑とローズマリーも育ててるので

それらの葉っぱも軽く乾燥させてあげてる。

特に琵琶とローズマリーは

梅酒みたいな要領で

チンキが作れるから化粧水要らず、

桑は実も葉も食べられる、

人間にとってもよさげな植物。



デグーは知能も凄く高いので

自分の名前はおろか

簡単な指示ならあっという間に覚える。

「(扉を)閉めるよ」

と言えばサッと頭や手を引っ込めるし

何か言いたそうに頭を低くして

こちらを眺めている時は

撫で回して欲しい時だ。

ハムスターやリスとの大きな違いは

マッサージと言うかモフりが必要なところ。

非常にだらしのない顔で

ニヒ……って気を付けの状態になったり

ワキを上げたりしてマッサージを数分間。

因みに金網をガジガジ齧るので

「噛まない、噛まないよ」

と言って止めたら

ささやかなオヤツをあげてみたところ

「金網を齧りまくって止めたらオヤツが貰える」

と言う理解をしてしまったらしく

ガジガジガジガジ→ピタッ→ジーーッ

その繰り返しになってしまったので

「あげましたがなあげましたがな」ナデナデナデ

モフッて誤魔化す事も度々ある。


日中、デグちゃんは金魚を眺めたり

回し車で遊んだりしているのだが

ふと、タブレットで

デグーの動画を見せてみたところ

食い付きが凄かった。

そうだよな…………

私に出来るのは餌と掃除とモフモフとオヤツ、

それ以外のコミニュケーションはと考えると

ヒトとネズミと言う巨大な隔たりがある。

デグちゃんもお友達が欲しいのかもしれない。

久々にライチやデグを買ったお店に行くと

デグを迎えた時にもいた子がまだいた。

あんた……あれからずっとこんな狭い……

真っ黒でどこが目か解らないその子は

デグならまずしないような表情、

何とも言えない顔で丸くなっている。

デグも今では愛嬌の塊のような性格だが

最初はこんな無機質な顔してたもんな……。

とりあえずハウスや回し車を購入して

その真っ黒なのをお迎えして

ハムスターのバレットが使っていた

ルーミィなるケージに入れて対面させたところ

デグちゃんは物凄くはしゃいでいた。

まるで私に報告するかのように

黒いのと私の間を行ったり来たりして

喜びの声をあげていたが

当の黒いのは相変わらず無機質無反応。

まぁ来たばっかだもんな。

暫く餌だけやってほったらかす。

ただ、ペットショップにいたデグーの中で

この黒いののケージだけ

回し車がついていなかったのもあり

我が家に来てケージに入れられ

回し車を見た時は

思わず立ち上がって伸び上がるくらい喜んで

見知らぬ所に来た緊張感も吹っ飛ぶくらい

半笑いで走りまくってガラガラ回し続けた。

ずっと欲しかったんだろうな、回し車……

名前は……うーん……




黒いからクロィ、かな。

黒い、じゃなくてクロィと表記すると

なかなか可愛いような気がする。

まぁデグーにデグと付けるような私は

我が子の名付けには参戦してないが

自分が飼ったペットは

自分で名前を付ける事にしている。

ライチだけは長女が命名したけど

私に任せたらキーロとかになってただろうな。

ええ、黄色いだけに。

さてクロィ、我が家に慣れてくれ。

その間、お互いの持ち物をさりげなく交換。

齧り木とか乾燥トウモロコシとかさりげなく。

お互いの匂いを覚えてくれ。

クロィは何かやたら豪快な奴で

目に入る物は何でも持ち上げるし

ハウスの屋根に陶器製の餌皿を

水平に咥えて載せるくらいの力がある。

動く度にドガンドガン何か聞こえるレベル。

そして鳴き声は滅多に出さない代わりに

伸びきった歯を歯軋りする。

こりゃ齧りまくって貰うしかねぇな……

ペットショップでは

売れ残りに掛けるコストも儘ならないのだろう、

砂は砂浴びが出来ないくらい汚れていて

齧り木らしい齧り木も見当たらなかったから

コイツは砂浴びと齧りを忘れているのだ。

動く度にケージ内の模様替えが行われる。

クロィなんて可愛らしすぎるか、

闇代さんとかシッコクとかで良かったかも。

しかしやはりそこはデグー。

クロィと言うのが自分を呼ぶ人間の鳴き声だと

すぐに理解してしまったのだ。

「クロィ」

そう呼ぶとオレンジ色の長い歯を剥き出し

こちらに突進してくる。

因みにデグーの歯がオレンジなのは

牧草の色素が沈着しているからで

歯のオレンジ色が濃い方が

ちゃんと牧草を食べている証拠、なのだとか。


やはりデグはお友達が欲しかったのだろう。

無機質無反応な闇の使者に

ピプピプと友好的な声を出している。

私に対してよりよく喋ってる……

そらそうだよな、私だってそうだ。

お世話をしてくれた言葉の通じない人より

ポッと出の日本人とよく喋るのは当たり前だ。

寧ろ安堵すらするんじゃないかな。

でも何か凄く……寂しい気もする。

前に私が腹這いになり

胸の下にタブレットを隠し

『ご機嫌なデグーの鳴き声』の動画を再生し

口パクでデグに話せるフリをしたところ

「なっ!?やれば出来るじゃん!!」

何か凄くテンション上がってたけど

そこからが繋がらなかったもんな……

結局、モフり倒してマッサージして

ニヒ……って顔にさせるしか出来ない。

そうかぁ……

やっぱ同種には敵わないのかぁ……


私がショボ暮れてる横で

クロィは食に貪欲だった。

何が好きか解らないと

様々な物をあげた結果

非常にグルメな齧歯類ができあがった、

そんなデグの前例の反省をこめて

クロィにはデグが仕方なく食べるような

主食ペレットを数粒ずつあげたところ

「ギチチチチチ……」

何か軋むような歯軋りをして

一心不乱に食べ始めた。

何これうっま!!って感じ。

「ほらデグちゃん。クロィちゃん食べてるよほら」

「…………」

デグも何故か主食ペレットを食べ始めた。

幼稚園児なんかでもよくある

「これやだぁ」ってなってる子の前で

「うわぁ美味しい!!」

って食べる子が出てくると

「じゃ、じゃあちょっとだけ食べてみようかな」

ってなるあの空気に似てる気がする。

因みにデグが食べなかった餌は

残しといても湿気て賞味期限が切れるだけ、

コオロギの餌にするのも限界あるし、で

小袋に移して野菜パウダーで味変を試みたら

そこそこ食べるようになった。

ニンジン・カボチャ・コマツナのパウダーを

小袋に分けたペレットにそれぞれ振り入れて

ファーストキッチンのポテトのように

シャカシャカやれば完成である。

「おにぎりに  ふりかけかければ  もう一品」

みたいな話でしかないんだけどね。

クロィは味変無しからスタートしたが

有り得ないスピードでモシャモシャ食べていく。


クロィは来た時から歯が伸び気味だったので

硬めのペレットをあげるようにしてるが

まるで落雁でも食べているかのように

音も少なめに早送りみたいなスピードで食べる。

デグはあんなにゆっくり

ポリポリ食べると言うのに。

個体差、性格だよねぇ。

美味しいご飯に満足したらしく

クロィはやっと砂浴びに向かったのだが

ここもデグと大きく異なり

容器の中で念入りに転がるデグに対し

クロィは水柱みたいに垂直に砂が飛ぶ。

砂柱なんて初めて見た。

やはり個体差、性格が出る。

↓気温に応じて調えられるデグの家

↓説明不要のクロィの激しい家


いや……君ら、だいぶ性格違いそうだけど

果たして仲良く出来るか?

とりあえずお互いを認識してるようなのと

デグがとにかく歓迎ムードなので

近々、先住であるデグ家に新参クロィを

ほんの短時間お邪魔させようかと

検討しているところです。

交渉決裂!!とかなったらどうしようね……