今月もライチのご飯のコオロギ100匹が来た。
画像は必要性を感じないので
敢えて載せませんが
元気なクロコオロギが100匹。
勝手に宣伝させて頂きますと
私は原則、急ぎでない限りは
CANDLEと言う
この手のペット専門ネットショップを
出来る限り利用してる。
ライチが拒食をしてしまった時も
ここのコオロギだけは食べるくらい
美味しい、らしい。
送料が高いと言う話もあるが
送料込でその辺のペットショップと
そんな変わらない低価格かつ高品質。
そしてCANDLEさんは
熊本地震の時に注文した際
代引きで頼んだにも関わらず
「熊本地震へのささやかな支援」
として無料で送って下さった恩がある。
もう何か申し訳なかったよね、
断水しか被害なかった地域なのに。
だから私はライチの餌のコオロギは
品質もお店もレビュー星5付けたい、
このCANDLEさんで購入しているんだ。
ライチが初めて拒食をした時
「そうだ、ヨーグルトなら食べるかも」
確かにヨーグルトなら食べた。
お前は本当に爬虫類なのか、
そう問いただしたくなるくらい
ライチは自分で捕食が出来ない。
お迎えした時にお店のお姉さんに言われんだ、
「私は入社3年目になりますが、私が来た時には既にこの大きさでいました」
ってのと
「自分で餌は取れないのでピンセットであげてください」
って旨を。
3歳だか4歳だか分からない彼女は
値札も付けられてない隅の狭いケージに
更に小さいシェルターから
エスパー伊東みたいに頭を出していた、
そこから我が家に来て7年目。
ヒョウモントカゲモドキの寿命は10年なので
確実に平均寿命は超えてしまっているが
ヨーグルトとクロコオロギとミルワーム、
畑から出てきた何かの甲虫の幼虫やその辺の蛾、
後は手に入ればたまーにカイコ、
そんな食生活でのんびり暮らしている。
久々に来た元小学生や元高校生から
「あ、まだ何か飼っとる……ってこれ、前もおったよね!?」
「おったおったつーかおる。まだ生きとる」
「ヤバくない!?犬とか猫より長生きしとるよね?」
「解らんけど今年で11歳以上のはず……平均寿命超えてるからいつその日が来るか考えると」
「泣かんで!?」
そんなのを繰り返す始末だ。
分かってはいる。
目に映る全てはいつか別れが来る。
分かってるんだけど考えると泣ける。
さて、そんなライチが拒食をした際に
ヨーグルトに混ぜ物をしてみたんだ。
キコキコン♪コオロギパウダー♪
まぁ見た目は土みたいな色の粉。
香りにビックリしたよね、
完全に魚介系フリカケの匂い。
少し指にとって舐めてみると
コオロギの粉とか言われなきゃ
普通に食べられる味ではある。
当時、家に来ていた小学生の子達も
怪訝な顔で謎の瓶の粉を舐める私に
興味を示してやってきた。
「何それ?」
「……これ、匂いで何か分かる?」
「えぇ……んん?フリカケ?御飯の友みたいな匂いする」
「だよなぁ……」
「で、結局それ、何?」
「コオロギパウダー。コオロギの粉でしたー」
「オェエェエェェ」
「味も普通にフリカケっぽくて不味くはなかった」
「食べんで!?気持ち悪ッッ」
「虫って案外食えるんだよ、気持ち悪いかもしんないけど」
「無理無理無理無理無理無理!!」
私がまだ女子大生だった頃
女子大生にゲテモノを食わせるのが
多分好きな先生がいた。
正確にはゲテモノを食わせるのがってより
ゲテモノを出された反応を見るのが好き、かな。
何かほら今言われてるじゃんよ、
自由で個性で多様性でエシカりながら
サステナブる何とかって奴だよ、多分。
ロリコンや異常性癖やシリアルキラーだって
自由で個性で多様性でダイバーシティ。
で、何も言わずに連れていかれた先で
アゲハの幼虫みたいなのが
山盛りで素揚げで運ばれてきたり
スープにカエルが入っていたり
何も知らずに来た女子大生は大騒ぎだったが
先生は何か凄く嬉しそうだし
この機を逃したら
てんこ盛りの幼虫の素揚げとかカエルとか
何かのサナギなんて
一生食うこと無いかもしれんよな、
そう考えて箸を取って食べてみると
「……美味しいかも」
思わず断面をシゲシゲ眺めると
「いや、やっぱ虫だよね」
視覚が脳に齎す作用の重要性も認識した。
まぁでもほら、カキフライ。
あれも断面はなかなか気持ち悪いけど
味はバッチリじゃん?
それと一緒一緒。
もしこれがどこかの奥地の部族が
歓迎の意味で出してくれた料理なら?
失礼だよなぁ、気持ち悪いから無理とか言うの。
つーか食える、てか美味い。
「猫ちゃん!?何で食べられるの!?」
「エビとかシャコみたいな、私は多足類が嫌いだからエビも下半身がなかなか気持ち悪いけど剥けば食べられるし」
「エビと虫は違うじゃん!!全然違う!!」
するとそこで先生はすかさず
「そう言うけどねぇ、エビの殻のキチン質ってゴキブリの羽と一緒だよ」
「いやぁあぁあぁあぁあ!?」
「確かに食用ゴキブリって聞いた事あります」ムシャムシャ
「君はなかなか筋が良いね、肝が据わってる」
「爬虫類飼ってるんで、虫が美味い事は知ってます。このコオロギみたいなのとか」パリパリ
「えぇっ!?君、爬虫類なんて飼ってるの!?よくあんなの飼えるねぇ!?」ウェエ
「……そんな反応されるとは思いませんでした」モグモグ
因みに当時飼ってたのは
マダガスカルヒルヤモリ。
個人ブリーダーさんから飼ったのだが
「……を曲がった路地裏の突き当たりになります」
との電話口での所在地説明の路地裏って言葉が
やたら心に響いたので
路地裏で買ったからロジウラって名前にした。
前にも画像載せた気がする
当時から私が鞄に入れてるトカゲの人形も
ロジウラなんだよね、
外に持ち出せないからそう名付けたんだけど。
そう、昆虫は食える。
慣れれば多分イリコや桜えび感覚。
問題は見た目つーか
虫を食べるってハードルだよね。
私は爬虫類を飼ってるから
「いやぁ美味そうに食べるなぁ」
って思って見てきたし
餌の餌、飼料を様々工夫してみると
肥り方も変わるし爬虫類の食い付きも変わる。
「家畜と同じだよなぁ」
特に肉食爬虫類を飼ってる人なら
気をつけていると思うんだけど
ガットローディングっつって
餌の体内に残った物も栄養分になるから
餌の昆虫と言えども
滋養のある物を沢山食わせる必要がある。
つっても我が家がコオロギにあげているのは
野菜屑と金魚の餌とペットの残りペレット。
沢山食べさせてプリプリに太らせてから
もがき暴れるコオロギを
ピンセットで捕らえてライチに差し出す。
何度やっても心が痛む作業ではあるが
肉食動物を飼うとはそう言う事だ。
草食なら痛みがない訳でもない。
食われたい植物なんてほんの僅か、
鳥媒花くらいのもんだろう。
タマネギが目に染みるのは
硫化アリルとか言う名前の
傷付けられたくないタマネギの叫びだ。
コオロギと言うのは非常に面白い生き物で
餌をパラパラ落とすと
目の前に同じ餌が落ちていても
誰かが食いついてる餌に飛び付く。
最初に飛びついたコオロギは
きっとコオロギ界のインフルエンサー。
後ろ足でお腹をポリポリ掻いていたり
触覚を口で綺麗に手入れをしていたり
仲間内で何やら口を近付けて
コミニュケーションを取っていたり
コオロギはコオロギで社会を保っている
……ように見える。
共食いもするけどな、
タンパク質を沢山あげないと。
動物は殺しちゃ可哀想だけど!!
虫はキモイから殺しても食べない!!
だから植物には有無を言わさず厳しく行く!!
なんてのは個人の自由なのだが
私がこうして生きているように
コオロギはコオロギで生きているのだ。
私が家畜として育てている以上
私が管理しないと死んでしまうし
何よりライチに喜んで欲しいから
ただでさえフクフクと元気な
CANDLEさんのコオロギを
更にプリプリに肥えさせる、
水槽で飼っているライチの為に
プラケースで飼っているコオロギの世話をする。
「コオロギって沢山いると気持ち悪いけどよく見るとちょっと可愛いよね……」
娘達はそう言う。
そうなんだよ、よく見ると可愛い。
虫って本当、不思議な生き物。
蜂の巣なんてどーやって作ってんの、アレ。
さて、昨今ではやたら
コオロギと言う文字を目にするようになった。
まぁ過去に味知ってるから言うけど
食えるよ、正直不味いとは言えない。
でも何だろうなぁ、
ちゃんと加熱なり加工処理しないと
寄生虫とかの心配はあるよね。
これだけ人類の歴史があって
手軽に繁殖出来る昆虫や両生類より
わざわざ海に出て漁をしたり
わざわざ手間暇かけて
哺乳類の牛や豚を育てたりしてるのには
きっと理由があるんだと思うんだよ。
食べてみた限りだとそうね、
大きさと味と繁殖率なんかも考えると
カエルなんか良いと思うけど
何でまたコオロギなんだろうな。
これまた食べた経験からすると
カマドウマの方が美味しかったと思うが
何故だか世間はコオロギに向かうように
強い力が働いているような気がする。
まぁでも……機会があればやってみる、
これはわりかし人生の基本かもしれん。
やだーきもーい無理~つーけど
納豆やチーズなんてその最たるもんじゃん?
「やっば腐ってんじゃんもー……あれ?これ、イケる」
それが現代の食生活の基盤になってんだもん。
ルッコラはオシャレに食べるけど
タンポポ食べるとか意味わかんなーい、
ハーブは良いけど雑草はちょっとねー
みたいなそんな感覚もどうかと思うよね。
ちょっとオシャンなレストランなんかで
ナイスミドルのウェイターが
「こちらはダンデライオンとコーメリーナの野草ハーブサラダになります」
って出したら食うんじゃねぇの、多分。
因みにタンポポもツユクサも
どっちも普通に美味しい。
特にツユクサは炭水化物の吸収を
阻害する働きがあるらしいので
昔の人は食べなかったみたいだけど
私みたいな白米大好きデブは
食べて損は無さそうな野草ではある。
いずれもお浸しや胡麻和えにすると美味しい。
いや、あんまりにも庭にワサワサワサワサ
雑草とか前に住んでいた人の置き土産の
フキとか謎の花が生えまくるから
「何か1つくらい食えるもんもあるんじゃないか」
ってので調べまくって
当時元気だったモルモットのモルモと庭に出て
コレは食える、コレは食っちゃいかん、
そうやって調べながら採取して
クローバーモグモグしてるモルモの隣で
独り試食会してたんだよね。
結論から言えば全然イケる。
みんな大好きオーガニック路地もの野菜。
いや、野草。
確かに買った方が早いのよ、食べ物なんて。
でももしガチのマジで
「コオロギ食わないと死ぬぅ!!」
なんて事になった場合には……そうだな、
コオロギを繁殖させて
それを餌にしてカエルや
淡水魚を繁殖させるかな。
効率悪すぎるもん、
あんな小さな生き物を
人間は何十匹食べなきゃいけないんだね。
それならそれを捕食する
手頃に大きな生き物に食わせて
育てた方がまだ効率良さそうな気もする。
食なんだから好き嫌い選り好みは当然。
でももし物流が完全にストップした場合に
早々に餓死しちまうような能力の低さは
子を持つ親としては考えものよね……
つー訳で今年も畑を耕す。
食べきれないくらいのアイコトマトに
ルッコラとニラとカボチャばかりじゃなくて
今度はトウモロコシとスイカにチャレンジする。
イチジクとホワイトマルベリーと枇杷も
そろそろ本格的に収穫出来るだろう。
「えぇーそんなのばっかじゃなくて花を植えればいいのに」
キューティは毎年そう言う。
確かにそうかもしれない。
私は食えない植物は雑草だと思っていたが
次女もヌーさんも花を欲しているので
私が好きなアイスランドポピーを
表庭周りに撒き散らかし
赤い彼岸花の球根を100玉くらい
裏庭への道沿いに植えまくったところ
彼岸花のピークに来訪した子から
「ここにいるよーん」と手を振ったら
「すごっ。何か異次元つーかあの世への道みたい」
と言う色んな意味で高い評価を貰った。
まぁ花っつったらパンジーとか
ニゲラとかジニアみたいな方が良かったかな……
でもまぁ何だろ、花はともかく
選べる内に培っときたいんだよね、
食べ物は本来、買う物じゃなくて採取する物
って認識を少しは。
私自身が元々子供の頃から
「縄文時代の暮らしめっちゃ興味ある憧れるゥ」
みたいな人間だったのもあるけど
二度の震災を経験して
「物流止まったら死ぬじゃん!!」
って危機感を強くもったのもある
……けど最近のコオロギ推しは何なんだろうな。
確かに食べられるよ、そこそこ美味いよ。
でもあんな小さな生き物ポリポリやるなら
もっと他に推すもんあるんじゃねーの
ってのがコオロギを育て
過去に味を知ってる上での個人的な感想。
どうせ虫食べるなら白い芋虫系の方が
味だけなら万人受けつーか
美味しいけどってのも追加したい。
まぁでも豚にせよ牛にせよ鳥にせよ
自分で捌けない人が何言ってもって気はする。
やだーこわーいグローいかわいそー
でも食べるのは好きー
って言うのは理解出来る。
鳥を蝋で羽を毟って捌く
って言うのを経験したところ
「もし自分で捕って食べるなら魚とカエルと幼虫系がラクだろうな」
って個人的な結論が出た。
捌くの簡単だから、比較的。
だからさー無理に昆虫なんて推さないでさー
繁殖が安価で容易と言う昆虫を餌に
繁殖率の高い小動物を食べた方が
ヒトレベルの大きさの生き物は
効率が良いと思うんよねー
植物ならっつーけど
実際育ててみ?
虫と鳥獣との戦いなんだよ、畑は。
殺すなんてかわいそーって人は
24hで見回りすんのかね?
結局は駆除しないといかんと思うよ、
家庭菜園レベルじゃなくて本格的にやるなら。
タヌキでもアナグマでもハクビシンでもない
見た事もない謎の生き物に
畑を荒らされた身として本気でそう思う。
スイカ返せ……白菜返せ……
「俺、将来年取ったらばあちゃんの土地借りて農業やりたいんだよねー自給自足的な?」
キューティはよく、そう言う。
心から思う。
魚すら捌けず畑すら耕した事ねぇのに
一体何を言ってるんだ、と強く思う。
まぁでも機会があって気が乗ったら
たまには変な物食べてみるのもアリかも。
その上でジャッジしてみたらいいよ
つって生鮮食品売り場を
何か昨今流行りの意識高い系のゴリ押しで
幼虫やコオロギが席巻したらどうしよう。
まぁ慣れだよ慣れ、見慣れれば多分大丈夫
……とは思うけど。