暇自慢 | 黒猫本舗のブログ

黒猫本舗のブログ

5人の子供の事を中心に備忘録感覚で書いてます


我が家は何故か

〈どんなに他の部屋が空いていようと家族全員一部屋で寝る〉

……そんな傾向がある。

「だから言ってるじゃんか、3段ベッド買うから有給取ってこいって!!購入から組み立てまで私1人はもう沢山だ!!」

「え?みんなで寝るの駄目なの?」

「……え?」

「うちは基本的にエアコンある部屋でみんな雑魚寝だったけど」

ここはお互いの育ってきた環境の違い。

どっちが良いとか悪いとかじゃなく

キューティの家は9人家族ながら

家も広い一軒家で

私の家は5人家族で

4LDKのマンション、

家族の雑魚寝ってのは

旅行先が民宿だった時くらいしか

私には経験がないので

「移動教室じゃねぇんだからよ」

みたいな感覚が強い。

まぁ百歩譲って

子供が小さい内はアリだと思うよ、

やっぱ心配だもん。

でもさ、来年は4人全員小学生ぞ?

何でこんな6畳で6人寝るんだよ、

人間テトリスか?

リアルびんぼっちゃまか?

あっちの部屋のダブルベッド、

せめて使えるようにしろよ、

キューティの物置だと思ってるだろ!!

まぁな……

「家電や家具は嫁側が用意するモノって昔から決まってるんだ、ついでに家も」

って私の父が用意してくれた時は

子供が生まれるなんて完全想定外、

ゆくゆく…みたいな話を

している新郎と父親が

鬼嫁にガン見されてるのに気付いて黙る、

そんな感じだったにも関わらず

入籍1ヶ月で妊娠発覚、

こりゃもう解らんと思った。

キューティと父親は大喜びだったけどな。


「結婚とか子供なんてのはね、ちょっと気が触れてる時じゃ無いと出来ないもんだよ」

これは父の言葉だ。

「俺も単身だと海外赴任出さないって言われてたから、とりあえず何人かに声掛けて最初に来た人と。結局、お前達には迷惑掛けちゃったけどね」

「まぁでも解る気がする、結婚は足枷だし子供は手枷、いずれも未来ある不良債権みたいなもんで独りで死ぬ覚悟と準備が出来れば」

「お前……そんな事考えてたの?!」

「うん、わりと本気で」


そんなんだから

家族がいる幸せに気付くのに

子供が出来てから暫く掛かった。

双子の育児ってのは   

いや、育児自体は
 
聞いてたより遙かにラクで拍子抜けした。

フルで働きながらとか

介護しながらとかなら

また違うんだろうけど

ひたすら時間に追われない暇との戦い。

出勤もしなくていい、

時計見てカリカリしなくていい、

子供から目さえ離さなければ

最低限の家事とミルクとオムツ換え以外は

子供の横でゴロゴロしてればいい。


これに慣れるまでがキツかった。

夢の中で仕事して目が覚めて絶望し

マンションから吐き出される様に

一斉に駅に向かうスーツ姿の人達を

羨望の眼差しで見ていた。

当時の私の感覚では

働いて評価されて賃金を貰う、

それは人が人である以上の

最低限の条件だと思っていて

そこから外れると言う事は

社会から抹殺されるレベルの事だった。


これから子供達が成人するまで

約20000回御飯を作って

約10000回洗濯機を回して

私に何が残るのだろう、

そう祖母に愚痴ると

「そう言う事は考えない方が良いよ」

笑って一蹴された。

子供を育てるにあたり

私みたいなのが一番重要なのは

いかに自分の人生を諦めるか、

これだと思う。

あのまま働いてたら、で考えれば

既に5000万近い生涯年収が失われた、

でも別に私がいなくても

代わりなんて幾らでもいるし

有能な人もそれ以上にいる、

のんびりしようぜ、もう。

子供時代に出来なかった事や

自分が子供の時に好きだった事を

自分の子供と一緒にやってもいいじゃない。

美容院にもロクに行かなくなって

服も気にしなくなって久しい、

元々そう言う人間だったのを

無理して頑張ってたんだよな、

それを落ちぶれたと思うか

生物らしく生きていると思うか

そこに懸かっている気がする。


「結婚前に戻してあげよう!!10年前に全て戻すよ」ドロロンロン

みたいな機会がもしあったとしても

子供達がいなくなってしまうから

「いや、いいです」って言うと思う。

人の発生なんてその程度にしたって

喪失を伴うリカバリーなんて要らない。

35歳のオバサンの私が

20代半ばに戻っても

多分そこまで楽しめないんじゃないかね。

毎日目まぐるしくノリノリで

頭も腰もついて行かなそう。

だから、その時でしか楽しめない事って

案外あるんだと思う。

エヴァンゲリオンに感銘を受けられたのは

当時14歳だったからで

24歳で観るとどうもね、みたいな話。

日曜朝の戦隊モノ大好きにしたって

子供の頃ほどののめり込みはなかろう?


ねー?ヌシちゃん。グヘヘ


やっと普通の顔が撮れたぜ!!

よしよしヌシヌシ。

まぁこんな感じで午前中は仲睦まじく。


かわええのぅ、チューしてやるチュー!!



……やっぱそうなるのな。