🐼🐼🐼
大家好!
中国語上達への道トレーナーへのむうさんです。
🐼🐼🐼
中国語を学ぶ人にとって、
自分の実力を図る指針となっている
テストがいくつかあります。
代表的なものに、
現時点では
HSK(汉语水平考试)と中国語検定の
2つがありますね。
先日、HSK試験対策レッスンを行なっていて
少し驚いたことがありました。
“糟糕” zāogāo
みなさんはこの単語をご存知でしょうか。
「めちゃめちゃである。むちゃくちゃである。
だめになる。すこぶるまずい。
(事がだめになって収拾がつかない状態)」
『中日大辞典(第三版)』(愛知大学/中日大辞典編纂所 編)
このように説明している辞書があります。
例文を見ながら、私はその時に日本語で
「ひどい」という言葉をあて訳しました。
すると、
ふと生徒さんがこう言います。
ネット翻訳で調べたら、
「おっと」という訳が出てきたと。
後で自分でやってみてもあるネット上の翻訳では
その通りに表示されました。
おっと?
夫のこと?
おっとっと〜、の「おっと」じゃないしなぁ。
別の翻訳のものを見ると、今度は訳が「悪い」とだけ出てきます。
悪いには、悪いのですが、、、
「ひどい有様」という感じなんですね、“糟糕”って。
だってね、
「やばい!しくじった!」
なんて言う時の「やばい!」はこの“糟糕”で表現できますから。
相当に大変な状態のことを言うわけなんですよ。
北京で仕事をしていた時は、
そりゃぁもう大変で、
日々“糟糕!”“糟了!(やばい!/しまった!)”と
心の中で叫んでいましたもの。
このお話はリアルな時にでもまた
ネットで無料にて提供してくださる翻訳機能が
ダメだと一点張りに言っているのではありませんよ。
便利なものがたくさんあるから誰だって利用したいですよね。
いいんです!(川平さんの真似)
さらに言うと、
わたしは生徒さんが何を使って
勉強しているのかとても興味がありますよ。
いまやYouTubeやスマホアプリなどが
多いのかもしれません。
でもね、なんだかしっくりこないなぁと思ったら、
別のしっかりとした情報源にあたって下さいね。
身近に先生がいれば、先生に聞いて下さい。
しかもすぐにね。忘れちゃうから。
一番良いのは中国語の辞書を引くことかな。
ずっと学んでいく計画をお持ちの方は
最低1冊は研究者の叡智が詰まった辞書を
お手元にご用意ください。
そこに例文が載っていますから、
そちらを参考に単語の使い方を
イメージすることですね。
言葉には
その背景に
色々な意味が込められています。
また会話には字面では見えてこない
場面設定や空気感もあります。
そういうことも含めて
語学学習になりますからね。