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大家好!
中国語上達への道トレーナーの鈴木律子です
東京の桜はすでに散り始めていますね。
一年のうちにたったこの瞬間だけ綺麗な花を咲かせる桜。
この一瞬にどれだけのパワーを詰め込んで一気にそれを解き放つのかと思ってしまいます。
この一瞬のために力を出す。
その力は分散していてはダメなんですね。
いまはいろんなことが便利になりました。
そのおかげでかつては難しかったことがいとも簡単にできるようになった。
これは喜ばしいことなんだけど、力は相当分散されているような気がするなぁ。
学生時代は「この瞬間しかできない!」というものが結構あって
それに向けて力をためてエイヤーッとやってたことってあったよなぁ。
携帯電話やインターネットなどこの世に存在しなかったとき。
中国大陸を一人でリュック背負って1ヶ月の貧乏旅行をした。
親戚や家族が反対する中、母だけはこういって送り出してくれたっけ。
「親戚から何を言われても、お母さんはもう腹を括ったから、しっかり行ってきなさい」と。
いまだって、一人旅には危険も伴っているけど、連絡手段は以前より格段に増えた。
道中都度連絡できることがどれだけ安心感を与えるか。
安心感とともに使うパワーは分散されたと思う。
ともすると、異国で一人旅しながら、寂しくなったら母国の友達と1日中ネットで話していられる。
私が一人旅をしたときは困った時には『●●の歩き方』と現地の人を頼るしかなかった。
うまくいかないことも多く、そのおかげで現地の人にたくさん助けられた。
広州発の国内線フライトが延期になり、暗い空港の中で不安になる私に夜遅くまで付き添ってくれた人たち。
四川省峨眉山の真冬の観光ではわたしが迷子にならないように気にしてくれた人たち。
大連で北京行き列車の切符が買えず途方に暮れていたときに助けの手を伸ばしてくれた人たち。
他にも多くの方に助けていただいた。
この方たちがいなかったら危険なこともあったかもしれない。
この方たちへは感謝しかない
同時に自分はたくさんのパワーを一気に使ったと思う。
なにせそうしないとなにごとも切り抜けられないのだから。
ただそれもこれも、さらに以前のもっともっと遠い昔に遡れば、
人々はさらにたくさんのパワーを使って生活してきたのだ。
遣隋使や遣唐使などのように中国留学するのに船で何ヶ月もかけて決行した。
まさに命がけ。
使うパワーが違う。
話は少し変わって、
学生の頃、ラジオ中国語講座を聞いて勉強していたのだけど、
なかなかその時間に聞くことができないのでしょっちゅうテープに録音していた。
ただ録音した講座を後で聞くかと言うとなかなかそれも聞かないでそのままにしておくことが多かった。
ざわざわざわざわ。(心がモヤモヤしている音)
どうしてこうも勉強が続かないのかと自分でも嫌になっていた。
そんなとき、大学の先生がこうおっしゃったのだ。
大抵は録音すると「あとでゆっくり聞くことができる」と思って
それで満足してしまうから、本当に勉強しようと思ったら、
録音は極力しないで、その時間にしっかり聞くようにした方がいいですよ。
先生のお話はもっともだと思った。(でもなかなかできない)
どうしてもこのラジオを聞きたいのだという気持ちを最大限に盛り上げて、
この時間でなければどうやっても聞くことができないのだというシチュエーションのもと
授業を聞くことで力をうんと使うことができる。
つまり集中力が高まり、効果も上がるのだろう。
翻っていまはオンデマンド放送があるのでうまく自分の時間を使って、
興味のあるものをうまく取り入れることができる。
オンデマンドで非常に助かっている。
サザンの年越しライブもオンデマンドで150%楽しんだもの
ただオンデマンドにはない、その瞬間瞬間で吸収できるものは
また大きな力を生み出す原動力になるかもしれないな。とも思うなぁ。
語学学習にはその力を使うことが大切かもしれないなぁ。
今回は“自言自语”でした。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます
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