北海道ツー’22/6日目 ⑦ | 酒とバイクとのんだくれ

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北海道ツー’22/8月12日(金)〜21日(日) 


■6日目/8月18日(木)晴れ

始[来運 水の学校(キャンプ場)] 

↓[清里宇宙展望台]

↓[摩周湖 第一展望台]

↓[道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠]

↓[道の駅 羊のまち 侍・しべつ]

終[森林公園びふかアイランド(キャンプ場)] 

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朝6時頃

自然と目が覚めた。

テントの外はいい天気。

今日もよく晴れそう、なのだが昼過ぎから全道で徐々に天気が崩れてくるらしい。

雨雲レーダーでは士別よりも北に逃げれば雨は回避できるらしい。

テントが浸水するようになったので降られるのは避けたい。

このキャンプ場は今日で引き上げ、北に向かうことにした。

 

7時くらいになるとにーさんも起きてきた。

にーさんはここでしばらく滞在するので、今日は一緒にツーリングがてら途中まで見送ってくれるらしい。

 

7時半すぎ

キャンプ場を出発。

最初の目的地はすぐ近く、「清里宇宙展望台」に10分ほどで到着。

上ってみると結構高い。

今日は薄曇りだがなかなかいい景色。

あれが斜里岳かな?

あっちが知床。知床も天気悪くなさそう。

展望台を後にして南下。

野上峠を抜け、昨日行った硫黄山を通り過ぎて摩周湖の展望台へ続く峠道を走る。

まだ朝が早いせいか車が全然おらず中低速コーナーを気持ちよく走れた。

 

8時半過ぎ

「摩周湖 第一展望台」に到着。

駐車に¥300掛かるが昨日行った硫黄山駐車場と共通で使える為提示だけで済んだ。

ここは風がちょっとひんやりしている。

霧の摩周湖というが霧にまみれる摩周湖を見たことがない。

いつもちゃんと晴れてるのは季節的なものかタイミングなのかどっちだろう。

この辺も今日はちょっと雲が多い。

せっかく来たのでソフトもいただきます。

摩周ブルーのソフトはラムネ味らしい。

ソフトでちょっと体が冷えた。

 

摩周湖を後にして弟子屈町を通過、屈斜路湖沿いの道を少し走って美幌峠へ。

 

10時前

「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」に到着。

3日ぶりの美幌峠。

駐車場から少しだけ登る。

天気は3日前が最高だったな。けど展望台まで登るなら今日の気温の方が快適だ。

バイクに戻り、にーさんとなんでもないことをあーだこーだと話してると、異音を出しながら走る車が駐車場に入ってきた。

見てみると左バンパーが割れて一部無くなっており、左前輪がパンクしてた。

おそらく、景色見ててガードレールにぶつかってしまった自損事故っぽい。

私も気をつけよう。

にーさんとのツーリングはここまで、出発を見送ってくれた。

 

私はその後ひたすら士別の方へ。

途中お腹が空いて旭川でラーメンでも、と思ったがなぜだか止まる気になれずそのまま走ってしまった。

 

13時半頃

「道の駅 羊のまち 侍・しべつ」で休憩。

3時間走りっぱなしだった為さすがに手とケツが痛くなった。

少し長めの休憩と昼飯に天ぷらそばをいただく。

そばを啜りながら雨雲レーダー見てみると、いよいよ南の方から雨雲が迫ってきてた。

結構強めな雨雲に見える。逃げて正解だ。

 

道の駅を出発、途中スーパーに寄りつつキャンプ場へ向かう。

 

15時半前

「森林公園びふかアイランド」に到着。

広いサイトだがそこそこ人も入ってるのでベース地に迷う。

ここのキャンプ場は以前一回来たことあるが、その時は雨で場所を選ぶことなく入り口近くに張っただけだった。

今日は少し奥に入ったところでベースを決める。

せっかくなので薪も買う。&少し拾ってきた。

それにしても今日はちょっと暑い。

じっとしてればまだいいが、テント設営と薪拾いしてたら汗ばんできた。

その後キャンプ場入り口にある道の駅で酒のつまみを買い出し、夜の準備ができたので夕方まだ明るいうちにキャンプ場隣の温泉へ。

温泉行って戻ってくると、隣に60代くらいの夫婦ライダーと50代くらいのライダーの4人グループがテント設営していた。

軽く挨拶して私はせっせと焚き火の準備をする。

拾ってきた木はパキッと乾燥した音で折れたのでよく燃えるはず。

少し陽が落ちてきた。

焚き火を始める。

今夜のつまみは道の駅で買ってきた牛タン。

焚き火でちょっと炙ってみるが、ちょっと硬くなった。あぶらなくてもいいかも。

今日は酎ハイばかり買ってきた。熱い焚き火によく合う。

呑んで食べて焚き火してたら、隣で設営してた4人グループがどうやら温泉行ってたらしく、ゾロゾロっと帰ってきた。

 

?「こんばんは」

 

4人の中の、50代くらいの人だった。

 

50「もし焚き火に飽きたらよかったら一緒に呑みませんか?」

44「えーと、あじゃあそん時はお願いします」

 

焚き火には飽きないが、薪が無くなって夜遅くなってなかったら行けるかなぁ。

 

つまみはもう一つ、骨つきのラム。

牛タンとラムだけで酒がすすむ。

キャンプ場内の街灯の灯りと、焚き火の灯りだけでライトは必要ないくらいだった。

薪が無くなってしまったのは夜9時頃。

東屋で飲んでる4人グループはまだ静かに盛り上がってる感じだった。

せっかくだからご一緒させてもらおう。

 

44「こんばんは、声かけていただいたんで、せっかくなのでお邪魔してもいいですか?」

50「あ、どうぞどうぞ」

 

と、今夜も誰かと飲むことができた。

 

60代くらいの夫婦は札幌から。

50代のライダー2人は名古屋から。

随分前にキャンプ場で知り合い、北海道に来た時には合流して一緒にキャンプで飲んでるんだとか。

このキャンプ場に来た理由を聞かれたが、今日の雨から逃げてきたというと、4人も同じ理由だったらしい。

ついでにどこから来たか聞かれ斜里だというと、名古屋の2人も同じ斜里から来たというのは小さな偶然だった。

 

いろんな話で盛り上がり、夜が深くなって夫婦2人は先にテントで休むことになった。

声をかけてくれた方はいろんな所で誰にでも気軽に声かけてる人なんだと、一緒にいたもう1人が言ってた。

昨日まで一緒にいたにーさんもそんな感じだなぁと思った。

 

44「そういえば、こっちに来てから知り合った人(にーさん)もいろんな人に声かけてるタイプの人でした」

 

にーさんと初めて会った時からその後ライダーハウスに誘われて〜の話をすると、

 

名古屋「ごめん、その人の名前聞いてもいい?」

44「Kさんっていうんですが…」

名古屋「あー、Kちゃんか!」

 

世間は狭いというが、北海道も狭かった。

5日前ライハで一緒に飲んでた仲間とも知り合いらしく、人間関係が繋がっていった。

たまたま隣り合った人が知り合いの知り合いだなんて分からないものだ。

共通話ができてさらに盛り上がり、いつの間にか酒もなくなる。

すると名古屋さんが帰りのフェリーで飲む予定だったお酒を出してくれた。

今はあまり買えなくなってしまった白州の小瓶。

なんだか申し訳ないと思いつつも好きな酒なので美味しくいただいた。

深夜に少し雨がパラついたが小雨程度で済んだ。

■8月18日 走行距離 365km