北海道ツー’22/8月12日(金)〜21日(日)
■4日目/8月16日(火)終日雨
[クッチャロ湖半キャンプ場] とその周辺
朝5時
雨音で起きたのか、起きてから雨音に気づいたのか分からないが目が覚めた。
テントを打つ雨音の大きさでしっかり降っているのがよく分かった。
テントから出る気にもならない。
雨雲レーダー見ると全道を覆うように雨雲が広がっていた。
所々に黄色や赤色が広がり、私のいるこの場所は薄い青色でかなりマシな方だ。
二度寝する眠気もなく、体を起こす。
するとテントの端の方に小さな水溜りができているのが目に入った。
マズイ、浸水してる。
調べると隅の縫い目のシームレステープが経年劣化と雨で剥がれてきていた。
4隅を調べると酷いのは1箇所、2箇所は染み出してきてるぐらいの浸水、1箇所はほんの少し、入り口と反対側の側面からも少し。
バイク乗り出した頃に買ったテントだが、もうさすがに買い替え時期か。バイクも乗り換えたしな。
浸水場所にタオルを引いておくことで被害は防げそうだ。
荷物もあまり濡れてはいない。
浸水処理した後はテント内で漫画読みながらゴロゴロ。
外の音は聞こえてくるので、テントのファスナー音や足音で人が起き始めているのが分かった。
雨音は弱まる様子もなく時折強く打ち付ける中、一台のバイクがキャンプ場を走り去っていく音が聞こえた。
思い返せば私も初めて北海道に来た時は雨でもテント撤収して次の目的地へと走ってた。
最初で最後の北海道かなと、当時は思っていたから。
今ではもう危ないから雨の日は走りません…。
「起きてるー?」
テントに籠もってたら、外から声が掛かった。
昨晩一緒に飲んでた仲間のひとり、Aさんだ。
44「起きてますよー」
A「朝めしできましたよ、食べましょう」
昨晩の呑みの時もそうだがAさんはいつもイロイロ作ってくれる。
それがまた何でもウマイ。
朝飯は適当に済まそうと思っていたが、喜んで呼ばれることにした。
やっとテントから出る気になった。
今日はずっと雨が続くだろう。
キャンプ場内にステージがあるが、ステージの正しい使い方?をしているライダーが遠目に見えた。
テント撤収してどこへ行くんだろう。
昨晩一緒に飲んでたメンバーがAさんのタープに集まり、朝飯を頂く。
充実しすぎでごはん2回もおかわりしてしまった。
食べ終わってもタープ下で仲間と談笑。
昨晩初めて会った人もいるが、こういう場で一緒に呑み食いするとすぐに打ち解けられた。
スマホを見ていた仲間の1人が、狩勝峠・日勝峠が通行止めになっていると情報が出てると教えてくれた。
ほかにも通行止めになっているところがいくつか見られるみたい。
バイクはもちろんだが車も雨のヒドイ日はのんびりするに限る、だそうだ。
昼近くまでまったり雑談していたが、車組は夜の買い出しや用事で出かける人、私は特に何もすることがなかったのでヒマなにーさんと散歩?がてらクッチャロ湖近くの道の駅まで行ってみることに。
キャンプ場から街へ続く上り坂をてくてく。
街が見えるところまで歩いて来てみると風が一気に強くなった。
キャンプ場は街と高低差があり少し低い位置にある。
そのため海から強い風が吹いてもキャンプ場に吹く風は多少弱くなるそうだ。
キャンプ場にいたら分からなかったが強い雨風が横からあたる。
小さな折り畳み傘なので上はゴアテックスジャケットだがズボンはジーンズなのでだんだん濡れていく。
にーさんと2人、足元ばかり濡れながら「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」に入館。
特になんもない道の駅だった。
お土産が少しと、パンが売ってる。
そしてイベントが開けそうな広いスペースに休憩用テーブルが4つほど。
少しそこで休憩する。
他の3つのテーブルで休憩してる人たちがいるが、みんなライダーだった。
カッパから雨が滴っている。
こんな日走ると疲れるだろうな。
小腹が空いたのでパン買って食べてそれから道の駅を出た。
その間にも濡れたライダーが次々道の駅に入ってきてた。
雨も風もやまない。
スーパーとホムセンとコンビニへ今日の酒と、浸水用に大きめタオルを購入。
キャンプ場に戻り、夕方前に一時雨が弱まるタイミングがあったのでその隙にキャンプ場隣の温泉へ。
ついでに濡れたズボンを温泉にある乾燥機に突っ込む。
温泉出た頃にも雨は降っていたが日中ほど強くはなくなっていた。
駐車場にはバイクが増えており、屋根のある炊事場にはキャンプに来たライダー数人、雨宿りしてた。
炊事場にある洗濯機と乾燥機が2台、フル稼働して順番待ちができてた。
雨の中テント設営してる人もいたが、ずぶ濡れだったため濡れるのはもう気にしていない様子だった。
雨が降り止まない中、昨日のメンバーでまた夜の宴会を。
20時を過ぎた頃にようやく雨が上がった。
■8月16日 走行距離 0km